2016年の活動の振り返りと来年の方針(よかったこと編)

 今日は大晦日。2017年を迎えるにあたって、ICT委員会の今年の活動を振り返りながら、来年の方針について書くことにする。

 今年のICT委員会の活動はここでまとめたように2月の情報オリンピックから始まり、12月のうちな~ICTビジネスプラン発表会まで、1年間で13のコンテストに挑戦し、9のコンテストで何らの受賞をしている。これは全て部員の努力の結果である。

 来年度の方針を考える前に、今年の振り返りに代えて、「よかったこと」「わるかったこと」をまとめてみたい。

よかったこと

1位:ピュアの極み乙女、がすばらしい活躍をした

 ICT委員会はこれまで数々のコンテストで受賞経験があるが、実は全国大会での優勝経験は無く、準優勝止まりだった。ICTビジネスモデル発見&発表会はICT委員会として初めての全国優勝だった。

 当時1年生だったピュアの3人がこれを果たしたのは本当に驚きである。本選でのピュアのプレゼンは本当にすばらしいものでだった。今から思い返してもあれを超えるプレゼンがICT委員会でできるのかと思えるほど奇跡のプレゼンだった。 それはもちろんピュアの3人の努力の結果である。

 ピュアたちの活躍は『ICT48誕生ものがたり』としてブログにまとめてあるので、詳しくはこれを読んで欲しい。

m-kyoujyu.hatenablog.com

2位:高専プロコン自由・課題、パソコン甲子園で大会前にシステムが完成していた

 高専プロコンやパソコン甲子園では課題を解決するシステムを提案し、それを完成させ、第三者に訴求するコンテストである。そのためには、提案したシステムを完成させることは必須である。しかし、これが過去2年間できていなかった。

 私はこれまでも「完成させること」を何度となく開発グループのリーダー、メンバーに言ってきたが、スケジュール管理とリスク管理の甘さから、完成できていなかった。完成していない状態で大会へ出発し、大会前日現地で開発するも満足な動作をせず、大会2日目は半ばごまかしながらデモ審査に臨む始末であった。

 しかし、今年は高専プロコンの3チーム、パソコン甲子園の1チームの全てのチームが大会前に不十分ながらも動く状態まで仕上げた。完成させるというのは当たり前のことであるが、この当たり前のことがやっとできた。これが今のICT委員会の実力である。

 しかし、来年は「完成させる」だけではなく、「完成度を上げる」というワンランクアップして欲しい。

3位:高専プロコン自由部門で特別賞を受賞した

 今年のプロコン自由・課題部門では自由部門でちーむまぐろの『DiscussionNavi』が特別賞を受賞した。高専プロコン自由・課題部門での受賞は3年ぶりである。過去2年間は予選は通過し、本選には出場するものの受賞はできていない。そういう意味では特別賞は私としては来年に繋がる嬉しい結果であった。

 ただ、チームリーダであるみなみゅんは『受賞したけど悔しくて苦しいのはなぜなのか』に書いているように、本人としては悔しい結果であったようだ。確かに悔しいのかも知れない。もう一つ上の賞を獲りたかったのは分かる。しかし、悔しく思えるというのは後から思えば後悔することがあったにしろ、開発しているときの自分は限界までがんばったと思えるからである。手抜きをして取り組んだ結果であるなら、「まあ、そんなもんだよね」で済むはずである。みなみゅんには今年の経験を来年に活かすと共に、後輩の育成に力を入れて欲しい。

4位:情報オリンピック予選で2名がAクラス本選出場する

 12月に実施した情報オリンピック予選で2名がAクラスで本選出場することになった。これまでICT委員会は毎年情報オリンピックの本選に出場しているが、指定校の地域枠で1名出場、または、Aクラスと地域枠で2名出場というパターンが多く、Aクラス2名出場するのは2006年、2014年の2回のみである。

 ここ2年ぐらいICT委員会の競技プログラミング力の低下を危惧してきたが、ある程度の実力を維持してきているのは間違いない。今年は1day1problemのように良い取り組みも始まった。ICT委員会の競技勢には特に下級生の底上げをして、久留米高専プロラボ部に負けないで欲しい。

5位:んがぽーるとシリコンバレー旅行をゲットした

 高専プロコンで『いちにのさんしん♪』がTeamLab賞の副賞でシンガポール旅行を、起業家甲子園出場権を得た『DiscussionNavi』がNICT「シリコンバレー起業家育成プログラム」シリコンバレー研修に参加することになった。

 昨年は外務省のKAKAHASHI projectで米国を訪問したが、今年も海外に行くことが決まった。ICT委員会が国内だけではなく海外に出るようになったのは活動の範囲が広まったというべきであろう。

6位:うちな~ICTビジネスプラン発表会でワンツー・フィニッシュした

 12月のうちな~ICTビジネスプラン発表会でエントリーした全チームが受賞した。大会のレベルからすれば半ば当然ではあるが、入学したときから「起業家甲子園に行きたい」と言っていたりしがその目標を果たしたことと、るいこがICTビジネスモデル発見&発表会に出場することになり連覇を狙える。来年3月の結果が楽しみである。



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