2018年の振り返りと2019年の目標

このエントリは誰がなんといっても、ICTアドベントカレンダーの32日目の記事である(言い張る!)。

高専プロコンで3チームが予選落ちした

 ICT委員会は今年、高専プロコン自由・課題4チーム、競技1チーム、パソコン甲子園2チームの7チームを編成してスタートした。各チームが本選出場に向けて活動していたが、自由・課題で3チームが予選落ちした。

 ICT委員会は高専プロコンでは良くも悪くも一言で言うと「予選を通す力はあるが、受賞はできない」というのが特徴である。2014年から2017年までの4年間の全高専の自由・課題両部門の応募状況を調べてみると、本校の予選通過率は77%(10/13)で本校を超えていたのは「あの強豪」鳥羽商船高専の82%(9/11)のみであった。ちなみに、全高専の中で予選通過率60%以上であるのは6校しかなく、さらに本校は同期間中に全高専のなかで最も多い10テーマが予選通過している。

 ところが、阿南大会では4チーム中3チームが予選落ちしてしまった。本校の過去の成績から考えるとまさに「惨敗」である。「惨敗」した理由は、3チームそれぞれにあるが、共通して言えるのはチーム内でのディスカッション不足によるアイデア段階での深化が足りなかったことと、縦割りされた役割分担にあると私は考える。さらに、アイデアだし~企画書作成までにかける時間が圧倒的に不足していたことが拍車をかけている。予選通過した1チームは企画書作成に17日かけていた。一方、予選落ちしたチームはそれぞれ5日、7日、9日しかかけていない。実に半分以下である。

 都城大会では時間をかけて企画案を練り上げて応募してほしい。目標は全チーム予選通過!

パソコン甲子園でグランプリ奪還!

 パソコン甲子園2018モバイル部門でチームしろくまがグランプリを受賞した。2014年にグランプリを受賞して以来、ベストアイデア賞、ベストデザイン賞、ベストデザイン賞と続いていたので4年ぶりのグランプリ奪還であった。特にベストデザインが2年続いたので、デザイン面で少し手を抜こうとしていたところであった。今年もデモブースが本選出場チームのなかで一番きれいに出来ていたので、「またベストデザインか?」と危惧した杞憂に終わった。相変わらずパソコン甲子園の審査基準は毎年振れ幅が大きく読めないところがあり、グランプリを獲るのは難しい。

 また、今年の受賞チームは女子2人のチームであった。これまで本校では男女混合で男子が開発、女子がプレゼンという暗黙の役割分担があり、大会を通しての女子の技術力が向上してこなかったという悩みがあった。ところが、チームしろくまは女子2人で開発もプレゼンもそれぞれが役割を持っていた。女子だけで大会に出すプロダクトを開発したのはICT委員会史上初である。今後もこの傾向が続いて欲しい。

新委員長爆誕

 2018年12月27日、委員長が交代した。2年ぶりである。前委員長のりしには2年あまりの期間本当に感謝しかない。委員長の交代も諸事情から9月から12月まで延期していまいただただ申し訳なさでいっぱいである。 前委員長のICTアドベントカレンダーの27日目の記事はこれである。

10riridk0.hatenablog.jp

 このブログエントリには2つの大きな事実誤認がある。

 ひとつは消去法で選ばれたということ。私は消去法で委員長を選んだりしない。消去法で選ぶぐらいなら委員長不在でもよいと考えている。りしを委員長にするのは本人に打診する2~3ヶ月前にはすでに心に決めていた。というより、委員長にするために急遽副委員長に就任してもらったのが事実である。委員長になるべくして委員長になってもらった。

 もうひとつ、「私は本当に委員長になれていたのだろうか」という疑問である。ICT委員会には活動の大きな変革を担った歴代委員長がいる。ICT委員会を創設したあかね先輩。活動範囲を広げICT委員会の存在を全国に広めたなっちゃん先輩、急増する部員に対してICT委員会という組織を作り上げたきっき先輩、そして、40名を超える部員に対してリーダーとしてまとめ上げたりしである。部内のイベントを開催し、めんどくさい事務仕事をきちんとこなし、部員への告知に時間をかけ、私からの無理な供給にがんばって沿ってくれようとしてくれた。りしは、これまでに無い最も委員長らしい委員長であったと私は断言したい。あんまり褒めると本人が悶死するかもしれないのでこれくらいで辞めておく。

 ところで新委員長はウエハラである。1年生である。

urharrr.hatenablog.com

 過去、ICT委員会で1年の内に委員長になったのは初めてである。しかも選挙で選ばれた。票を集計したりしによれば接戦だったということであるが、本人が立候補して投票で最も多くの票をあつめた。1年前のウエハラは沖縄高専に入りたい、入ってICT委員会に入りたいと言ってた中学生だったのに、1年後にICT委員会の委員長になったことは本人が一番びっくりしていることと思うが、私も想像だにしてなかった。ウエハラの任期が1年で1年後にまた選挙があるのか、それとも長期政権となるのかはこれからの彼女の活躍にもよると思うが、私としては委員長としてじっくりと苦労して欲しい。(1年前シリコンバレーに行くのが夢と言ってたのに、2月末には叶えてしまって大丈夫か?)