2016年の活動の振り返りと来年の方針(わるかったこと編)

 2016年の活動の振り返りと来年の方針(よかったこと編)に引き続き、わるかったことをまとめてみる。

わるかったこと

1位:高専プロコン競技部門が人力だった

 高専プロコン競技部門が人力だった。しかし、これは競技部門のルールがどうこういう話ではなく、競技部門のチームはシステムを完成させなかった。今年の競技部門のルールがコンピュータで解くのは余りに困難であったため、システムを完成させていたであろう他の高専も最終的には人力で解いていたが、本校はそもそも人力で解くしかかなったのであるどんなルールであろうが、本校は人力で解くしかなかったのだ。

 競技部門のチームは部員の中でもアルゴリズム力のあるメンバーで構成した。いわばICT委員会での競技部門としてドリームチームを結成したつもりだった。それは、2014年が準優勝、2015年が特別賞という結果を受けて本年度も準優勝以上を狙ったためである。

 しかし、結果は大会出発まではシステムは動かず、現地でかろうじて動くものを作ったが試合中にトラブル発生。人力で解くしかなく、結果は1回戦通過、準決勝敗退であった。

 原因は明らかである。チームがチームとして成り立っていなかった。チームでのミーティングも4月の応募から10月の大会まで数えるしか行っていなかったのではないか。最初にお互いの分担を決めただけで、ほとんど放置状態。お互いの進捗確認もしていないようだった。

 やはりチーム力が重要である。チームとして活動するからこそ開発が進むのである。スケジュールを立て、そのスケジュールを守るために1人でこつこつ開発を進めることのできる強い人間はほとんどいない。

2位:老害組が高専プロコンの予選に落ちた

 ICT委員会にはジンクスがある。それは5年生が高専プロコンのチームを組むと予選落ちするというジンクスである。2012年と2014年がそうであった。

 今年は5年生を中心として、『万人塗色 -みんなで塗ろう、歩いた"キセキ"-』を応募した。結果は予選に落ちた。ジンクスを破ることができなかったのである。原因は競技部門と同じ、チームとしての活動ができていなかった。

 アイデア出し段階からリーダーのりんちゃんだけががんばっており、他のメンバーは活動にはほとんど参加していなかった。少なくとも私の目にはそう写った。予選資料も書き始めから2~3日で提出している。予選資料を今から見ても、何をするシステムなのか説明が不十分で伝わらない。アイデア自体も独創性がほとんど感じられないものである。

 私は予選に落ちるだろうと予想していたが、案の定その通りの結果となった。来年度も高専プロコンで老害チームを結成すると聞いた。メンバーを見ると不安しかない。このブログを読んでいる来年の老害チームのみなさん、私の予想をいい意味で裏切ってジンクスを破って欲しい。

3位:パソコン甲子園が応募段階でリタイヤした

 今年、パソコン甲子園バイル部門に1チームンエントリーし、ベストデザイン賞を受賞した。しかし、応募段階では2チームエントリする予定だった。

 去年、ベストアイディア賞を受賞した前委員長にリベンジでグランプリを獲ってもらうためのチームである。チームメンバは自分の好きなメンバーを最優先で選ばせた。いわば、前委員長的には自分で選んだドリームチームあったはずである。

 しかしながら、アイデア出し段階で行き詰まり、エントリーを断念した。私としては彼らに高いものを求めていたので、出て来るアイデアにダメ出しをし続けた。出てきたアイデアに対し、思いつきだけではなく深みを要求した。

 その段階でまるで心が折れたようにエントリーを断念した。まるでパソコン甲子園に対して強い思いがあるわけでは無く、出ろと言われたから出ましたと言わんばかりの対応だった。非常に残念なことである。

4位:数学甲子園予選で大敗した

これに関しては一言だけ、「数学ちゃんと勉強しろ!問題は順番に解くんじゃなく、解けるものから解け!」



2016年の活動の振り返りと来年の方針(2015年の目標・方針のふりかえり編)につづく