ICT48誕生ものがたり(高松編)
1日目(本番前日)
6時30分に那覇空港集合。ANA460便で羽田へ、羽田で1時間の乗り換え時間の後、ANA535便で高松入り。高松空港着が12時40分。高松空港にG7 情報通信担当大臣会合の横断幕があり緊張感がいきなりアップした。
預けておいた荷物を受け取った後、リムジンバスで高松市内へ、ホテルにチェックインし、荷物をおいて昼食。やっぱ、うどんでしょということで、ホテルを出ると商店街もこのとおり、緊張感がさらにアップ。
この時、午後2時をまわっていたので、うどん屋はどこも閉まっていたが、運良く開いていたのが川福本店。本場の讃岐うどん美味しかった。
うどんを食べていたら、テレコムサービス協会から電話があった。リハーサルは3時からですが分かっていますかとのこと、この時、既に2時50分。とりあえず謝っておいてから会場に急ぐことにした。うどんを食べる前は曇りだったのが、食べ終わってみると雨が降っている。やはり天気予報通りだ。会場まで徒歩で15分ほどなので、急いで会場へ向かった。5分ほど歩いたところで、うどん屋さんにカメラを忘れたことに気づき取りに戻る。急がなければならないのに痛恨のミス。
会場周辺に近づくとそこらへん中に警官が立っている。想像していたより厳しい警備体制だった。
会場の建物の周りや中は黒いスーツを来たいかにも私服警官という出で立ちのおじさんであふれ返っていた。プレゼンをするサンポート高松ホール棟4階にある小ホールに向かうが、3階から4階へのエレベータの手前で警備員から制止されIDカードの提示を求められた。そんなもの持っていないので、電話でテレコムサービス協会の担当者を呼び、IDカードをゲット。会場に入るがその前に荷物チェックを受けた。空港の保安検査場にあるX線での荷物チェックだった。警備体制の重々しさに緊張感がさらにアップ。
プレゼンをする小ホールの舞台裏に案内されたが、ぴりぴりした雰囲気に圧倒されてしまった。正直、2~30分リハーサルに遅れても大丈夫だろうと高をくくっていたのだがそんなのは大間違いだった。15分ほど遅れて大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。正直、私はこの時雰囲気に完全に飲み込まれてしまっていた。本来はピュアの引率として大きく構えていなければいけないのに自分の事だけでいっぱいいっぱいになってしまっていた。顧問失格である。
リハーサルは大体の流れを通したものと、全体を通したものの2回行った。リハーサルが終わって、ICT48認定のパートの台本に修正が入った。ちょっとふざけた要素が入っていたのだが、総務省的にはまずいらしい。それ以外にも、変なこといっていないかのチェックが入ったようだ。それくらい、総務省はピリピリしていた。
リハーサルもなんとか無事終わり、翌日の段取りを確認して会場を後にした。ここで明日プレゼンをすることを考えたら不安でいっぱいだった。私でさえそうなのだから、ピュアたちが感じているプレッシャーはハンパないものだったはずだが、それを気遣う余裕すら無かった。
私もピュアも精神的に疲れ果て、会場を後にした。事前に見つけておいた会場の建物の1階にある四国ショップ88でお土産を買い。タクシーでホテルに戻った。
ホテルに戻ると18時を過ぎており、夕食の時間なのだが昼食が遅かったことと、現場の雰囲気とリハーサルで精神的に疲れていたので、ホテル近くのあるライオン通り商店街にある茶寮で肉まん、ちまき、しゅうまいを買ってホテルの部屋でみんなで食べた。
その後、みんなで数回プレゼン練習をしたあと解散。私も部屋の戻って10回ほど練習して(Twitterして)就寝。
プレゼン本番まで残り1日。明日は本番。
2日目(本番当日)
緊張からか5時には目が覚め、一人でひたすら練習。
朝、7時半にホテルの朝食バイキング。さすが!うどん県!朝食バイキングにうどんがあったので早速食べた。
るいこが眠そうである。聞けば、緊張で1時間毎に目がさめてしまってほとんど寝てないという。
プレゼン本番まで残り5時間
会場には12時前に行けば良いので、朝食後、みんなでプレゼン練習。11時にホテルを出て会場までタクシーで移動した。
プレゼン本番まで残り2時間
プレゼン会場に着いたのが11時20分頃。会場入りのセキュリティチェックでスタッフ側の混乱で手間取ったが会場入りできた。我々はICTマルチステークホルダー会議の登壇者のVIPではなく、また会議を観覧する客でもない、いわば例外的存在なのだからやむを得ないというところか。
会場に入って簡単なスケジュール確認をした後、控え室(第8楽屋)に通された。まなうぇいとるいこが制服に着替え、早速、練習に取りかかった。私含め極度の緊張感に包まれていた。練習の時、冒頭でるいこがミスってしまい、泣き出すほどの緊張感だった。本来なら私がなんとかしないといけないのだが、私も自分のことでいっぱいいっぱいになっていたため、場の雰囲気を変える余裕がなかった。しかし、まなうぇいが一生懸命、緊張を解こうとがんばってくれていた。感謝である。
プレゼン本番まで残り1時間
発表練習を終え、舞台裏で待機。極度の緊張が走る。三脚とムービーを持参したので、設置のため観客席におりたときに撮った会場の360°写真がこれ。
プレゼン本番まで残り30分
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
発表台本をちらちら見ながら待機しているとあっという間に時間が過ぎた。5分前になり、じゅり氏が舞台の反対袖に移動する。
私は「ピュアの極み乙女、」の足を引っ張らないこと、これだけを強く念じていた。プレゼンは私よりピュアの方が上手い。私がミスればピュアのプレゼンが台無しになってしまる。それだけが心配だった。台本の内容が全然、頭に入ってこない。何度練習しても間違えるし、毎回少しずつ言うことが違う。安定感が全く無い。マイクを握りしめながら自分の台詞を頭の中で何度も繰り返していた。手汗でマイクをがかすかぬれている。
13時5分になった。15分間のプレゼンスタートである。もう逃げられない。MCの前振りが終わり、私の名前が呼ばれた。
その後は怒濤の15分間!
私の修学旅行の説明としゅうがくりょーこんの説明少し詰まったけどなんとかなった
あとは頼む。まなうぇいとるいこ
るいこの最初の台詞間違えなかった(安心
今回はビデオの音声ちゃんと出た
じゅり氏が出てきた
まなうぇいがはける
じゅり氏とるいこの掛け合いが始まる
じゅり氏が少しつっかえたけど、上手く繋いだ
まなうぇいの着替えできてるかな
まなうぇいが袖で待機している
まずい!私の出番が近づいた
まなうぇいが出てくる。るいこがはける
まなうぇいのプレゼンはいつも安定
るいこが出てきた
るいこがミス無く言えてる。英語もOK
ああ!私の出番だ!
少しミスった。つらい。
終わった拍手もらえた
みんなで袖にはけた
沸き上がる安堵感と開放感。緊張が一気に去って行った!
ICT48誕生の瞬間
プレゼントしては成功と言っても良いできだった。楽屋に戻り、服を着替え、お世話になった総務省の人、テレコムサービス協会の担当者に挨拶し、会場を後にした。ピュアも晴れ晴れとした顔をしている。
事前に見つけておいた海のそばにあるおしゃれなイタリアンレストランミケイラでランチ。
栗林公園広いね~
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ピュアたちは焼きだんごを食べ、アイスを食べ、緊張で押さえつけていた食欲を一気に解放したようだった。
タクシーでホテルにもどった。夕食はホテルの近くにあるカレーうどんで有名な店。20時開店でまなうぇいが開店凸したいというので、19時50分集合にし、それまで2時間余り自室で休憩。集合時間になってもまなうぇいが部屋から出てこない。本人曰く、「忘れてた!」さすが!まなうぇい。
行ったのは饂飩家 五右衛門、マツコの知らない世界で紹介された有名な店で我々は開店時間ちょうどに店に着いたのだが、開店前に10名ぐらいならんでいた。
私が注文したのはカレーうどんにちくわ天ぷらのトッピング。とても美味しかった。また来たいと思える店でした。
るいこは疲れがどっと出たみたいで、ねむいねむいといい半分眠りながらうどんを食べていた。今回のプレゼンで一番多くの台詞を覚え、一番緊張したのは、るいこだと思う。お疲れ様。
あとはホテルに戻り、就寝。
3日目(高松最終日)
気分がまだ高ぶっているためか、緊張感が無くなったためか5時前には目が覚めた。朝食時間は7時半からにしていたので、6時半から空港リムジンバスのバス停の確認がてら散歩に行くことにした。ホテルの近くに高松市立中央公園があるを知っていた。 朝の散歩はとても気持ちがいい。つつじがとても綺麗に咲いていた。
なんかよく分からないけど、ハゲさんの石像もあった。
朝食ではもちろんうどんを食べた。散歩した後の朝食は美味しい。
8時45分にホテルチェックアウトし、中央公園前バス停から高松空港へのリムジンバスに乗った。11時30分発のANA1621で帰る ので、空港で1時間半ほど時間がある。この時間を利用してお土産を買った。
高松空港と言えば、うどんだしの出る蛇口。ごちそうさまでした。
定刻より少し早めに那覇空港についた。しかし、荷物受け取りのレーンが大混雑。受け取るのに30分以上かかってしまった。
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ということで、事故も無く無事帰沖。那覇空港で解散。プレゼンもうまく行ったし、楽しい3日間でした。