2016年の活動の振り返りと来年の方針(2015年の目標・方針のふりかえり編)

 前回まで、2016年にICT委員会の活動のよかったことわるかったことを振り返りました。

 ここでは、1年前に立てた2015年の目標・方針に対して今年、どう取り組んできたのかふりかえってみる。

2016年の目標・方針のふりかえり

チームへの関与の度合いを見直す

年末になっちゃんに「M教授は開発にコミットしすぎ!」と怒られてしまいました。確かにアイデア出し、予選資料作成、開発、プレゼン、ポスターまでかなりコミットしてきました。この関わりを見なおしたい。そして主体的に取り組む姿勢を学んで欲しい。そうすると、予選落ちするかも知れない。それが実力なら、それでもよいと思う。ただ、誤解しないで欲しいのは決して見放すとか放置すると言う意味では無い。アドバイスを求めてきたら全力で応えるし、意見を求められれば忌憚なく答える。ただ、私の方から一方的に絡むのを控えるだけである。

 基本的に各チームへの関わりをこれまでよりも一歩引いた。アイデア出しでも私の方から積極的にアイデアを出すのを控えた。もしかしたら、良いアイデアが出ず、予選敗退するかと危惧したが、ほとんど杞憂だった。開発においても積極的な関わりをしないようにしたが、結果として大会前には作り上げていた。  しかし、予選資料、開発、プレゼンで進捗が進まず、このままでは破綻するというギリギリのタイミングで介入したのは確かである。

委員長・副委員長連絡会議(仮)の設置

2016年度は委員長、副委員長と私で委員長・副委員長連絡会議(仮)を週2回ぐらい定例で行いたいと考えている。意図は2つある。ひとつは、うしお、まなうぇい、しゅりの経験不足を補うためである。もうひとつは私が前面に出るのを控えて、委員長・副委員長主体でICT委員会を運営して欲しいからである。

 毎週、月曜日と水曜日の朝8時から委員長・副委員長連絡会議を開催した。これは1年間定例的に実施できた。ICT委員会の組織的な活動に十分役に立ったのではないかと思う。

 来年度は委員長と副委員長2名はいずれも3年生である。毎週の連絡会議を通して、ICT委員会をよりよい部活になるよう考えて欲しいし、マネジメント力の向上を図って欲しい。

チーム編成改革

これまで委員長と私で高専プロコン、パソコン甲子園のチームをほぼ独裁的に決定してきた。独裁的とは言え闇雲に決めていたのでは無く、各部員の適性、技術力、相性、クセ等を考慮して決めてきた。2016年はこのやり方を変えようと思う。どう変えるか含めて部員に決めて欲しいと思う。これまでのように独裁政治が良いのか、それとも集団指導体制がよいのか、原始共産制をとるのか部内で議論して欲しい。

 2015年度のチーム編成は結果をとして、これまでのチーム編成と同じ方法をとった。すなわち、顧問である私と委員長・副委員長とで部員の希望をくみつつ、バランスを考えてチーム編成をした。

 年末に実施した委員長による個人ヒアリングではチーム編成について良かったという意見がある一方で改善すべきと言う意見が部員からあった。

 2016年度はチームリーダは立候補制にすることにした。チーム編成に関して実験的な取り組みをする一年である。

飛躍の準備期間とする

3月でなっちゃん、まるさ、gyが卒業してICT委員会の戦力が大きくダウンしました。こんどは、きっきとkagamizが卒業するが、それを補うだけの戦力増強がこの1年でできたとは思えない。高い跳躍のためには一度大きくしゃがみ力を蓄えることが必要である。2016年のICT委員会はほとんど実績が残せないのでは無いかと危惧している。しかし、それだけではいけない。内部でじっくり力を蓄える1年にしたい。現1,2年生の成長を期待する。

 結果として、今年のICT委員会は私が予想したよりも大きな成果を残した。ICT委員会を発展させてくれた諸先輩が卒業した後に残った部員は自分達らしい形でICT委員会を作り上げた。確かに技術力は落ちたかも知れない、しかし、先輩が残してきた数々のレガシーが今のICT委員会の原動力となっているのは確かである。

 来年は今年、著しく成長した新3年生を中心にICT委員会の新時代を築くものと確信している。

老害チームを放置する

高専プロコンで老害チームが結成されたら、基本的に放置する。老害ジンクスから逃れることができるかどうか試してみたい。

 方針通り老害チームを放置した。結果は既に書いたとおりである。老害チームが老害ジンクスを破れなかった原因は老害ひとりひとりが一番分かっているはずである。卒業まであと3ヶ月足らずである。卒業までに反省し、今後に活かして欲しい。

健康第一

2014年は入院、2015年はぎっくり腰になった。2016年は、一年間健康で過ごしたい。まあ、これはICT委員会としての方針では無いかも知れないが、私が健康を崩すと少なからずICT委員会に影響を及ぼしてしまう。現にICPCへの引率が急遽できなくなってしまった。2016年はこういうことが無いよう健康に第一で行きたい。

 今年は健康第一を目標としてあげたが、結局、秋口から五十肩になってしまった。今も月2,3回整形外科に通っている始末である。そろそろ無理が効かない歳になってきたということだろうか。2017年は無理を控え、健康な1年間を過ごしたいものである。

 それにはICT委員会のみなさんの協力が必要です。是非ともよろしくお願いします。



2016年の活動の振り返りと来年の方針(2017年の目標・方針編)につづく