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ICT48誕生ものがたり(未来編)

今回の顧問としての指導方針

ICT委員会顧問として、今回、密かに指導方針を立てた。全てはピュアのパワーアップのためである。

  • るいこに負荷をかける

2月のICTビジネスモデル発見&発表会ではプレゼンの構成上、CTO役のるいこの出番が少なかった。今回のプレゼンではるいこの出番を大幅に増やすことによって、るいこに負荷をかけることにした。かなりのプレッシャーがかかるかも知れないが、これを乗り越える過程でのるいこの成長に期待した。

その結果、るいこがプレゼンを担当するスライドが9枚から16枚に増えた。一方、じゅり氏が17枚から14枚に、まなうぇいが10枚から7枚に減った。スライドの枚数からみるとるいこの担当部分が一番多い。さらに、英語で話すページもあり、るいこの負荷は激増している。

るいこはこの期待に十二分に応えてくれた。この経験が今後、るいこの財産になることを期待している。

  • じゅり氏にリーダとして成長を期待した

ピュアは3人とも、自分の役割をきちんと自覚していて、常に自分ができることを探して仕事をすすめるので、リーダとしては比較的楽かもしれない。そこで、本人は気がついていないかも知れないが、今回、じゅり氏への指示を増やした。リーダとしての成長を促すためである。

また、じゅり氏は雑用仕事を積極的に引き受けた。雑用とは、やらなければいけないが、3人の役割の狭間にある担当が明確になっていない仕事のことである。リーダにとって、雑用仕事を引き受けることは重要である。チームの目的はプロジェクトを成功させること、そのためにはメンバのパフォーマンスを最大化が必須である。そのため、雑用仕事をリーダが行いメンバが目の前の仕事に集中させるのが良い。

今回のプレゼンを通して、じゅり氏はリーダとして一段階成長した。ICT委員会全体を引っ張っていける存在となるよう、今後のさらなる成長を期待する。

  • まなうぇいに英語プレゼンを学ばせる

今回は同時通訳がついていたので、日本語でプレゼンしても良かったが、プレゼン資料は英語にする必要があった。プレゼン資料の英語化はまなうぇいが担当した。

まなうぇいによる翻訳作業はだいぶ苦戦していた。私の妻やY先生の添削が全面的に入っているので、まなうぇいが翻訳した部分かなり変わってしまっているかも知れない。プレゼン資料そのものは日本語で作られたものを翻訳しただけなので、英語プレゼンらしくない作りにはなってしまっているが、今回の経験がこれから役立つに違いない。

将来、自分の考え(これ大事)を英語で発信できるグローバルな人材になるための一歩となったと確信している。

良かったこと

良かったことはたくさんある。

  • ピュアの3人がそれぞれ大きく成長したこと

  • ピュアのプレゼン資料作成力がパワーアップしたこと

  • 大きな舞台でのプレゼンを成功させたこと

  • 普通の学生ではあり得ない貴重な体験ができたこと

  • 高松のうどんが美味しかったこと

  • 栗林公園が予想通り広いことがわかったこと

  • 高松空港にうどん出しの出る蛇口があるのは都市伝説ではなかったこと

反省すべきところ

今回、高松に行く直前、私が登壇することが決まってから、私は自分の事でいっぱいいっぱいになっていた。ピュアの3人を気遣う余裕が全く無くなっていた。私以上にピュアたちはプレッシャーと緊張感で押しつぶされそうになっているはずなのに、私は何もできなかった。それより、ピュアたちの笑顔と気遣いに私の方が救われた。ある意味、顧問として大失敗である。どのような場におかれても、もっとどっしり構えることができるよう人間的にもう一回り大きくならなければと痛感した。

ピュアのこれから

「ピュアの極み乙女、」の活動は(おそらく)ここで休止状態となる。高専プロコンもパソコン甲子園もピュアの3人は別々のチームである。ピュアの活動が再開するとしたら来年の秋以降になる。ピュアのチームワークは最高である。このチームワークが最大の強みである。

ピュアの最大の課題は技術力である。しゅうがくりょーこんぐらい自分たちで実装できる技術力をこれからつけて欲しい。そうすれば、ピュアは最強チームになるだろう。

ICT委員会の顧問としてピュアの活躍に期待したい。

「ピュアの極み乙女、」のブログ

ここまで私からの目線で書いてきたが、ピュアのそれぞれのメンバのブログを合わせて読んで欲しい。


じゅり氏

10riridk0.hatenablog.jp


まなうぇい

manaway1019.hatenablog.com


るいこ

ruuuico.hatenablog.com


おわりに

71日間に及ぶ準備を経て、G7 ICTマルチステークホルダー会議でのプレゼンは無事終わった。

ひとことでいうと、楽しかった!ピュアは次に何を見せてくれるのだろうか。


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ICT48誕生ものがたり(高松編)

1日目(本番前日)

6時30分に那覇空港集合。ANA460便で羽田へ、羽田で1時間の乗り換え時間の後、ANA535便で高松入り。高松空港着が12時40分。高松空港にG7 情報通信担当大臣会合の横断幕があり緊張感がいきなりアップした。

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預けておいた荷物を受け取った後、リムジンバスで高松市内へ、ホテルにチェックインし、荷物をおいて昼食。やっぱ、うどんでしょということで、ホテルを出ると商店街もこのとおり、緊張感がさらにアップ。

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この時、午後2時をまわっていたので、うどん屋はどこも閉まっていたが、運良く開いていたのが川福本店。本場の讃岐うどん美味しかった。

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うどんを食べていたら、テレコムサービス協会から電話があった。リハーサルは3時からですが分かっていますかとのこと、この時、既に2時50分。とりあえず謝っておいてから会場に急ぐことにした。うどんを食べる前は曇りだったのが、食べ終わってみると雨が降っている。やはり天気予報通りだ。会場まで徒歩で15分ほどなので、急いで会場へ向かった。5分ほど歩いたところで、うどん屋さんにカメラを忘れたことに気づき取りに戻る。急がなければならないのに痛恨のミス。

会場周辺に近づくとそこらへん中に警官が立っている。想像していたより厳しい警備体制だった。

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会場の建物の周りや中は黒いスーツを来たいかにも私服警官という出で立ちのおじさんであふれ返っていた。プレゼンをするサンポート高松ホール棟4階にある小ホールに向かうが、3階から4階へのエレベータの手前で警備員から制止されIDカードの提示を求められた。そんなもの持っていないので、電話でテレコムサービス協会の担当者を呼び、IDカードをゲット。会場に入るがその前に荷物チェックを受けた。空港の保安検査場にあるX線での荷物チェックだった。警備体制の重々しさに緊張感がさらにアップ。

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プレゼンをする小ホールの舞台裏に案内されたが、ぴりぴりした雰囲気に圧倒されてしまった。正直、2~30分リハーサルに遅れても大丈夫だろうと高をくくっていたのだがそんなのは大間違いだった。15分ほど遅れて大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。正直、私はこの時雰囲気に完全に飲み込まれてしまっていた。本来はピュアの引率として大きく構えていなければいけないのに自分の事だけでいっぱいいっぱいになってしまっていた。顧問失格である。

リハーサルは大体の流れを通したものと、全体を通したものの2回行った。リハーサルが終わって、ICT48認定のパートの台本に修正が入った。ちょっとふざけた要素が入っていたのだが、総務省的にはまずいらしい。それ以外にも、変なこといっていないかのチェックが入ったようだ。それくらい、総務省はピリピリしていた。

リハーサルもなんとか無事終わり、翌日の段取りを確認して会場を後にした。ここで明日プレゼンをすることを考えたら不安でいっぱいだった。私でさえそうなのだから、ピュアたちが感じているプレッシャーはハンパないものだったはずだが、それを気遣う余裕すら無かった。

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私もピュアも精神的に疲れ果て、会場を後にした。事前に見つけておいた会場の建物の1階にある四国ショップ88でお土産を買い。タクシーでホテルに戻った。

ホテルに戻ると18時を過ぎており、夕食の時間なのだが昼食が遅かったことと、現場の雰囲気とリハーサルで精神的に疲れていたので、ホテル近くのあるライオン通り商店街にある茶寮で肉まん、ちまき、しゅうまいを買ってホテルの部屋でみんなで食べた。

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その後、みんなで数回プレゼン練習をしたあと解散。私も部屋の戻って10回ほど練習して(Twitterして)就寝。

プレゼン本番まで残り1日。明日は本番。

2日目(本番当日)

緊張からか5時には目が覚め、一人でひたすら練習。

朝、7時半にホテルの朝食バイキング。さすが!うどん県!朝食バイキングにうどんがあったので早速食べた。

るいこが眠そうである。聞けば、緊張で1時間毎に目がさめてしまってほとんど寝てないという。

プレゼン本番まで残り5時間

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会場には12時前に行けば良いので、朝食後、みんなでプレゼン練習。11時にホテルを出て会場までタクシーで移動した。

プレゼン本番まで残り2時間

プレゼン会場に着いたのが11時20分頃。会場入りのセキュリティチェックでスタッフ側の混乱で手間取ったが会場入りできた。我々はICTマルチステークホルダー会議の登壇者のVIPではなく、また会議を観覧する客でもない、いわば例外的存在なのだからやむを得ないというところか。

会場に入って簡単なスケジュール確認をした後、控え室(第8楽屋)に通された。まなうぇいとるいこが制服に着替え、早速、練習に取りかかった。私含め極度の緊張感に包まれていた。練習の時、冒頭でるいこがミスってしまい、泣き出すほどの緊張感だった。本来なら私がなんとかしないといけないのだが、私も自分のことでいっぱいいっぱいになっていたため、場の雰囲気を変える余裕がなかった。しかし、まなうぇいが一生懸命、緊張を解こうとがんばってくれていた。感謝である。

プレゼン本番まで残り1時間

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発表練習を終え、舞台裏で待機。極度の緊張が走る。三脚とムービーを持参したので、設置のため観客席におりたときに撮った会場の360°写真がこれ。

プレゼン本番まで残り30分

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発表台本をちらちら見ながら待機しているとあっという間に時間が過ぎた。5分前になり、じゅり氏が舞台の反対袖に移動する。

私は「ピュアの極み乙女、」の足を引っ張らないこと、これだけを強く念じていた。プレゼンは私よりピュアの方が上手い。私がミスればピュアのプレゼンが台無しになってしまる。それだけが心配だった。台本の内容が全然、頭に入ってこない。何度練習しても間違えるし、毎回少しずつ言うことが違う。安定感が全く無い。マイクを握りしめながら自分の台詞を頭の中で何度も繰り返していた。手汗でマイクをがかすかぬれている。

13時5分になった。15分間のプレゼンスタートである。もう逃げられない。MCの前振りが終わり、私の名前が呼ばれた。

その後は怒濤の15分間!

  • 私の修学旅行の説明としゅうがくりょーこんの説明少し詰まったけどなんとかなった

  • あとは頼む。まなうぇいとるいこ

  • るいこの最初の台詞間違えなかった(安心

  • 今回はビデオの音声ちゃんと出た

  • じゅり氏が出てきた

  • まなうぇいがはける

  • じゅり氏とるいこの掛け合いが始まる

  • じゅり氏が少しつっかえたけど、上手く繋いだ

  • まなうぇいの着替えできてるかな

  • まなうぇいが袖で待機している

  • まずい!私の出番が近づいた

  • まなうぇいが出てくる。るいこがはける

  • まなうぇいのプレゼンはいつも安定

  • るいこが出てきた

  • るいこがミス無く言えてる。英語もOK

  • ああ!私の出番だ!

  • 少しミスった。つらい。

  • 終わった拍手もらえた

  • みんなで袖にはけた

  • 沸き上がる安堵感と開放感。緊張が一気に去って行った!

ICT48誕生の瞬間

プレゼントしては成功と言っても良いできだった。楽屋に戻り、服を着替え、お世話になった総務省の人、テレコムサービス協会の担当者に挨拶し、会場を後にした。ピュアも晴れ晴れとした顔をしている。

事前に見つけておいた海のそばにあるおしゃれなイタリアンレストランミケイラでランチ。

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ランチ後はことでんでホテルに戻り。着替えた後、栗林公園へ。

栗林公園広いね~

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ピュアたちは焼きだんごを食べ、アイスを食べ、緊張で押さえつけていた食欲を一気に解放したようだった。

タクシーでホテルにもどった。夕食はホテルの近くにあるカレーうどんで有名な店。20時開店でまなうぇいが開店凸したいというので、19時50分集合にし、それまで2時間余り自室で休憩。集合時間になってもまなうぇいが部屋から出てこない。本人曰く、「忘れてた!」さすが!まなうぇい。

行ったのは饂飩家 五右衛門マツコの知らない世界で紹介された有名な店で我々は開店時間ちょうどに店に着いたのだが、開店前に10名ぐらいならんでいた。

私が注文したのはカレーうどんにちくわ天ぷらのトッピング。とても美味しかった。また来たいと思える店でした。

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るいこは疲れがどっと出たみたいで、ねむいねむいといい半分眠りながらうどんを食べていた。今回のプレゼンで一番多くの台詞を覚え、一番緊張したのは、るいこだと思う。お疲れ様。

あとはホテルに戻り、就寝。

3日目(高松最終日)

気分がまだ高ぶっているためか、緊張感が無くなったためか5時前には目が覚めた。朝食時間は7時半からにしていたので、6時半から空港リムジンバスのバス停の確認がてら散歩に行くことにした。ホテルの近くに高松市立中央公園があるを知っていた。 朝の散歩はとても気持ちがいい。つつじがとても綺麗に咲いていた。

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なんかよく分からないけど、ハゲさんの石像もあった。 f:id:m_kyoujyu:20160430065143j:plain:w300

朝食ではもちろんうどんを食べた。散歩した後の朝食は美味しい。 f:id:m_kyoujyu:20160430073640j:plain:w300

8時45分にホテルチェックアウトし、中央公園前バス停から高松空港へのリムジンバスに乗った。11時30分発のANA1621で帰る ので、空港で1時間半ほど時間がある。この時間を利用してお土産を買った。

高松空港と言えば、うどんだしの出る蛇口。ごちそうさまでした。 f:id:m_kyoujyu:20160430102605j:plain:w300

定刻より少し早めに那覇空港についた。しかし、荷物受け取りのレーンが大混雑。受け取るのに30分以上かかってしまった。

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ということで、事故も無く無事帰沖。那覇空港で解散。プレゼンもうまく行ったし、楽しい3日間でした。


ICT48誕生ものがたり(未来編)に続く

ICT48誕生ものがたり(沖縄編)

プロローグ

2016年4月29日13時5分、香川県高松市にあるサンポート高松のホール棟4階第1小ホールで「ピュアの極み乙女、」のプレゼンが始まった。G7 情報通信大臣会合に併設されたG7 ICTマルチステークホルダー会議内で企画された特別イベントでのプレゼンである。『ICT分野における「女性の起業家精神」の育成プロジェクト発表会』と名付けられた特別イベントはわずか15分間で終了したが、「ピュアの極み乙女、」はこの15分間のために71日間に及ぶ周到な準備を行った。

はじまり

2月16,17日に開催されたビジネスコンテスト「ICTビジネスモデル発見&発表会」で、「ピュアの極み乙女、」が『しゅうがくりょーこん』で総務大臣賞(キャンパス大賞)を受賞した。

このビジネスコンテストはBS-TBSで番組化されることになっており、総務大臣賞を受賞した本校に対して取材があるというのである。今回のビジネスモデルをつくるにあたって、JTB沖縄に大変お世話になっており、そのお礼のための訪問をするつもりだったのだが、その様子を取材したいという。そこで、私はJTB沖縄にアポを取るためのメールを出した。受賞した翌日、2月18日朝6時である。まだ、東京にいた。

全てはこの時から始まった。

プレゼン本番まで残り71日

突然の要請

テレビ取材の日はその後の調整で3月2日に決まった。

取材日も決まり、学年末の成績処理をしていた2月23日電話があった。テレコムサービス協会からだった。「ICTビジネスモデル発見&発表会」の主催団体である。

電話の内容をピュアにLINEで伝えたのがこれ。

4月29,30日に伊勢志摩サミットに先立ち高松で「情報通信大臣会合」が開催されます。その中でICT女子を立ち上げると言うことで、しゅうがくりょーこん(+がいこくじんりょーこん)を各国の情報通信大臣の前でプレゼンして欲しいと言うことです。それからICT48の設立メンバー宣言して欲しいそうです。

外国では修学旅行が無いので、プレゼンの内容を外国人旅行者向けのビジネスモデルに変えて欲しいと言われたが、さすがに全体を作り替えるのは無理。ということで、外国人旅行客を対象にした「がいこくじんりょーこん」の概要を2分追加することで、テレコムサービス協会から了解を得た。これで、3月2日のTV取材でJTB沖縄に訪問したとき、外国人旅行客の現状や課題のヒアリングをすることにし、それを元にビジネスモデルを検討することにし、それに併行する形でじゅり氏が外国人旅行の調査開始した。

プレゼン本番まで残り66日

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TV取材

3月2日10時におもろまち駅で集合、その後JTB沖縄 沖縄支社でBS-TBSの2人のTVクルーと合流した。JTB沖縄ではこれまで貴重なアドバイスを頂いたKさんを訪問し、コンテストの結果の報告とお礼をし、「がいこくじんりょーこん」へのアドバイスを頂いた。貴重な時間を頂き、感謝しかない。

午後は学校に移動し、ピュアの活動の様子の撮影とインタビューがあった。TV取材は17頃終了。ピュアたちは「がいこくじんりょーこん」のビジネスモデル構築のため午後いっぱい真剣に議論していた。この時の議論が「がいこくじんりょーこん」の骨格となる。

プレゼン本番まで残り58日

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プレゼン作成

要求仕様

沖縄高専では春休みと夏休みの終わりに2週間程度、部活合宿を行っている。今年の春合宿は3月21日から31日までの11日間である。ICT委員会では合宿期間中、ビジネスアイデア出し大会、プログラミング勉強会、競技プログラミング勉強会、デザイン勉強会と盛りだくさんの内容で、丸一日部活ができるとは言え、毎日結構忙しい。

この時までにG7での発表に関してテレコムサービス協会(というよりその背後にいる総務省)から下記の要求があった。

  • プレゼン時間は10分
  • チーム名は変えなくて良い(私はチーム名がちょっとアレなので変えたいと提案した)
  • 最後の「お寿司たべた~い」を高松名物に変えて欲しい(うどんしかないでしょ!)
  • プレゼン資料の英語版を作って欲しい
  • プレゼン台本が欲しい

プレゼン完成までの計画を立てた。

  1. 「がいこくじんりょーこん」の検討
  2. プレゼン資料の日本語版の作成(ICTビジネスモデル発見&発表会のプレゼンにの最後に2分程度、「がいこくじんりょーこん」を追加する)
  3. プレゼン台本修正
  4. この段階で発表練習しプレゼン時間を計測。10分になるようプレゼン資料と台本を修正
  5. プレゼン資料の英訳
  6. 英語版プレゼン資料の完成度をあげて完成させる
  7. ひたすら練習あるのみ

プレゼン本番まで残り39日


「がいこくじんりょーこん」の検討

ピュアの3人は合宿中、毎日2~3時間、ICT委員会の合宿スケジュールから抜け、G7のための作業を行った。最初にしなければ行けないのは「がいこくじんりょーこん」のビジネスモデルの検討である。そのため、3人で手分けをして外国人観光客の現状や課題を調査し、それとJTB沖縄のKさんからのアドバイスを元に議論を行った。アイデアがほぼまとまったのが3月23日。この日にプレゼン資料の最初のバージョンが作られた。

プレゼン本番まで残り37日

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日本語版プレゼン資料作成とプレゼン台本づくり

3月23日にプレゼン資料の最初のバージョンを作ってから、プレゼン資料の完成度をだんだん高める作業が始まった。

2月のコンテストから次のような変更をした。

  • 「がいこくじんりょーこん」を加えて10分のプレゼンにするためスライドを4枚削除
  • 冒頭のビデオの背景を首里城から栗林公園に変更(りんちゃん先輩に依頼)
  • プレゼン中のアプリ動画に使用するアプリの英語化(ホワイトハッカーズに依頼)
  • 「がいこくじんりょーこん」のスライドを6枚追加
  • 東京オリンピックの成功に貢献する宣言のスライドを1枚追加
  • 最後のページの「お寿司食べたい」から「うどん食べたい」に変更
  • プレゼン時間が20秒オーバーするのでプレゼン台本のいろいろな所を少しずつ削除し、20秒短縮

ここまでの変更を完成させるためプレゼン資料は27バージョン、プレゼン台本は12バージョン作られた。ここで、ひととおり完成したので、テレコムサービス協会に送付した。4月1日のことである。

プレゼン本番まで残り28日

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プレゼン資料の英訳

プレゼン資料の英訳作業はまなうぇいが中心になって行った。まず、まなうぇいがプレゼン資料全体をによる英訳作業した。3月27日から始め4月2日までにひととおり完了。その後、高校で英語教諭をしておいる私の妻に添削を依頼。さらに、高専の英語教員のY先生に添削をお願いした。

この過程で、私も見過ごしていた大問題が発覚。英語版プレゼン資料の英語フォントの事を考えていなかった。さらに、アプリ名が「ShugakuRyocon」になるため、ロゴデザインのやり直しが必要だった。フォントについてはじゅり氏がフォント探しの長い旅に出てくれて6種類のフォントを探して解決。アプリロゴもじゅり氏ががんばってくれた。

英語版がほぼ完成し、日本語版最終バージョンとともに、テレコムサービス協会(と、その向こうにいる総務省)に送付したのが4月12日。日本語版は4月1日に提出してから更に修正したのでバージョンは27から30あがり、英語版の提出バージョンは47であった。

プレゼン本番まで残り17日

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発表練習

プレゼン資料と台本が完成して、ピュアたちの発表練習が始まった。時間を見つけては放課後、教室で練習をしていた。これまではプレゼン資料が日本語だったので、多少忘れてもスライドを見るとすぐに思い出すことができるが、スライドが英語に変わっているため、忘れた時にとっさに思い出せないところが苦労していたようだ。

プレゼンの内容もじゅり氏とまなうぇいのパートは追加された部分がなく、「がいこくじんりょーこん」のために削っただけなのでそれほど大きな問題は無かったのだが、プレゼンの中でるいこのパートが2分増えた。しかもプレゼンの終盤で東京オリンピックへ貢献をする宣言のスライドがあり、英語で言うことになっている。

We will make a contribution to success of the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games!

練習中、るいこが一番苦労していた。3人が集まれるときはなんどもなんども練習していた。練習の終盤の4月23日と26日には視聴覚ホールを使い、本番に近い環境での練習を行い完成度を高めていった。しかし、ミス無く全体を通せることがほとんど無い状態だった。

練習終盤の4月26日に「ピュアの極み乙女、」は日刊工業新聞の取材を受けた。起業家甲子園での「しょこらむーす」を取材に来たのだが、G7で発表するということで追加で取材して貰ったものだ。

プレゼン本番まで残り3日

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日刊工業新聞 2016年4月28日

突然の連絡

4月25日にテレコムサービス協会からメールがあった。

1.MCから簡単なチームの紹介とナビゲータの紹介

2.ナビゲータからプレゼン内容のご紹介とプレゼン者を呼んでもらう

3.プレゼン

4.ICT48の授賞式とICT女子の宣伝

5.終了

を考えています。 2のナビと4の授賞式対応をお願いできませんか?

なんと私に登壇要請があった。まさに寝耳に水である。しかも連絡はこれだけで詳細は分からない。2と4の台本が届いたのが4月27日16:13。送られてきた台本はこのままでは表現が堅い。2の部分を急遽、じゅり氏に書き直して貰った。書き直した台本をテレコムサービス協会に送り返したのは18:55だった。そして、4のためにスライド3枚追加するよう、じゅり氏にお願いした。プレゼン資料はバージョン61になっていた。これが最終バージョンになった。

残る2の部分だがここは私一人の部分なので、帰宅する車の中でつくりあげ、車の中で何度も練習し、翌日の早朝に台本化した。

プレゼン本番まで残り2日。明日は高松に出発。

ICT女子募集 台本

正「じゅりまなえるいー!、先生が応募しといたICT48に入ることが決まったぞー!!」

ま「は?なにそれ」

る「そんなの聞いてない~!」

正「ICT48は全国でICTを使って活躍する女性に、もっと活躍の場をつくるICT女子プロジェクトのサポートをする人たちのことだよ」

ピュア「へえ…」

ま「あの、ICT女子プロジェクトってなんですか?」

正「ICT女子プロジェクトは、女性と企業や団体を繋げるプロジェクトのことだよ。このプロジェクトで女性の存在感を高めることによって、女性ならではの新しいビジネスモデルやサービスを創り出していくんだって」

じ「なるほど!地方や日本を元気にできそう!」

る「もしかして、それで儲かったお金でおすしとうどんが食べれるのでは…?」

ピュア「おすしーうどんー!!」

正「まあまあ落ち着いて」

正「ICT48合格通知と一緒にICT女子フォーラム開催のお知らせがきてたんだけど、このとき懇談会があるみたいなので先生が「うどんとおすし出してください」って言っておくよ」

ピュア「やったーすしとうどんー!」

*ここから授与式

正「そうそう、ICT48認定書届いたから渡すね」

*賞状お渡しー

正「(賞状読む)」

*パネルも渡してポーズ

じ「ヤッター!これからICT48として頑張っていこうね!」

じ「ということで、私たちも女性の活躍の場が増えるように頑張っていきます! 会場にいらっしゃる方、お知り合い、ICT女子、ICT48になってみたいなあと思ってるあなた!ぜひ応募してください!」

じ「他にもICT女子を応援するパートナーズも募集しています!そしてみなさんでうどんとおすしを食べましょう」

*なにかポーズ


ICT48誕生ものがたり(高松編)に続く

2015年の活動の振り返りと来年の方針(5)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の32日目の記事です。

前回に引き続いて、今回で完結です。(長かった)

2016年の目標・方針

チームへの関与の度合いを見直す

年末になっちゃんに「M教授は開発にコミットしすぎ!」と怒られてしまいました。確かにアイデア出し、予選資料作成、開発、プレゼン、ポスターまでかなりコミットしてきました。この関わりを見なおしたい。そして主体的に取り組む姿勢を学んで欲しい。そうすると、予選落ちするかも知れない。それが実力なら、それでもよいと思う。ただ、誤解しないで欲しいのは決して見放すとか放置すると言う意味では無い。アドバイスを求めてきたら全力で応えるし、意見を求められれば忌憚なく答える。ただ、私の方から一方的に絡むのを控えるだけである。

委員長・副委員長連絡会議(仮)の設置

2016年度は委員長、副委員長と私で委員長・副委員長連絡会議(仮)を週2回ぐらい定例で行いたいと考えている。意図は2つある。ひとつは、うしお、まなうぇい、しゅりの経験不足を補うためである。もうひとつは私が前面に出るのを控えて、委員長・副委員長主体でICT委員会を運営して欲しいからである。

チーム編成改革

これまで委員長と私で高専プロコン、パソコン甲子園のチームをほぼ独裁的に決定してきた。独裁的とは言え闇雲に決めていたのでは無く、各部員の適性、技術力、相性、クセ等を考慮して決めてきた。2016年はこのやり方を変えようと思う。どう変えるか含めて部員に決めて欲しいと思う。これまでのように独裁政治が良いのか、それとも集団指導体制がよいのか、原始共産制をとるのか部内で議論して欲しい。

飛躍の準備期間とする

3月でなっちゃん、まるさ、gyが卒業してICT委員会の戦力が大きくダウンしました。こんどは、きっきとkagamizが卒業するが、それを補うだけの戦力増強がこの1年でできたとは思えない。高い跳躍のためには一度大きくしゃがみ力を蓄えることが必要である。2016年のICT委員会はほとんど実績が残せないのでは無いかと危惧している。しかし、それだけではいけない。内部でじっくり力を蓄える1年にしたい。現1,2年生の成長を期待する。

老害チームを放置する

高専プロコンで老害チームが結成されたら、基本的に放置する。老害ジンクスから逃れることができるかどうか試してみたい。

健康第一

2014年は入院、2015年はぎっくり腰になった。2016年は、一年間健康で過ごしたい。まあ、これはICT委員会としての方針では無いかも知れないが、私が健康を崩すと少なからずICT委員会に影響を及ぼしてしまう。現にICPCへの引率が急遽できなくなってしまった。2016年はこういうことが無いよう健康に第一で行きたい。


おわりに

本記事を読んでいるICT委員会のみなさん、私の上から目線の文章よりも先輩のありがたい記事の方が説得力がある。是非読んで欲しい。

なっさまのありがたい記事

kagamizのありがたい記事


2015年度は残り3ヶ月ですが、すでに、2つの大会への出場が決まっています。

ビジネスモデル発見&発表会(2月)

起業家甲子園(3月)

2016年もICT委員会はノンストップでデスマしていきます。

全国のICT委員会のみなさん!今年も沖縄高専ICT委員会を応援してください。

2015年の活動の振り返りと来年の方針(4)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の31日目の記事です。

前回まで、2015年にICT委員会が取り組んだ全てのプロジェクトを振り返りました。

2015年の目標・方針のふりかえり

2016年の目標・方針を立てる前に、1月2日に立てた2015年の目標・方針の振り返りから始めたい。

2016年以降のICT委員会の体制を作り上げる

 きっきは委員長2年目になります。しかし、きっきも5年生になり1年後には卒業します。きっきが卒業した後、どのようなICT委員会になるのか、この1年間で作り上げる必要があります。それには委員長のきっき、副委員長のjin君、汐にがんばってもらう必要がありますが、全部員が考えることだと考えています。

来年度のICT委員会はきっきのブログ記事にあるように、委員長がうしお、副委員長がまなえ、しゅりの体制で行くことが決まりました。しかし、しっかりした体制が作りきれなかったと反省しています。特に、うしおはまだ委員長業について十分理解しているとは言えないのが現状である。今後、うしおに対して帝王教育をしなければと考えている。また、委員長マニュアル(まなえの発案)を是非とも作りたい(きっきに手伝って欲しい)。

開発リーダー力をつける

 前述したように、今のICT委員会には開発のリーダー力が絶対的に不足しています。しかし、特に高専プロコンに参加した学生はそれぞれ課題意識を持っているようです。現2年生に大いに期待したいと思います。

これはほとんどできていない。1年前には「現2年生に期待したい」と書いているが、今年その学年の3年でリーダーをしたのがみなめうのみ。4月からICT委員会の中核となる現2,3年生に他にリーダー経験のある部員がいない。来年度のリーダーをどうすべきか頭が痛い。

競技プログラミング力をつける

 競技プログラミングはそれ自体目的とするのはいかがかと言うのが持論ですが、あまり声高に表明すると、競技勢に攻撃されそうなので控えますが、競技プログラミングは解決すべき問題に対する最適なアルゴリズムを深く考えるトレーニングのための有効なツールだと考えています。そのため、1,2年生は競技プログラミングに取り組むべきだというのは確かです。

 2015年は@orisanoが中心となって、来年度の新入部員に対して体系的なプログラミング教育をしていきたいと考えています。そして、パソコン甲子園への復活を果たすのが目標です。

この目標はなんとか達成したと言える。パソコン甲子園プログラミング部門への復帰を果たし、審査委員特別賞を受賞した。また、情報オリンピックの本選出場も決めた。

とは言っても全てjin君の成果である。他の部員の競技力が付いているかと言えば疑問が残る。「新入部員に対して体系的なプログラミング教育」をしたかというと、していないM教授教材を投げただけである。

女子部員を確保する

 ICT委員会はなっちゃん、きっきの二人の女帝によって盛り上がってきました。しかし、3月になっちゃんが卒業し、1年後にはきっきも卒業します。昨年、1年女子はICT委員会に定着しませんでした。2年になって帰ってくることを期待していますが、一気に女子部員の存在感が低下するのは明らかです。

 そのため、2015年はきっき、みなめう、やがみあんに女子部員の確保をしてもらいたいと考えています。

これは大成功だと行って良い。きっきのオープンキャンパス、サマースクール、高専祭でのICT委員会のPRが功を奏したといってよい。しかも、その女子部員が自分たちの力で全国大会出場をきめた。

このままICT委員会に定着して欲しいと願うが、現段階では過去最高の女子部員の数である。あとはその女子部員にプログラミング力を付けて欲しい。これまで、ICT委員会の女子部員はプログラミング力がないところをデザインやプレゼンで補ってきたきらいがある。是非ともプログラミングできる系高専女子になって欲しい。



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2015年の活動の振り返りと来年の方針(3)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の31日目の記事です。

ICT委員会の2015年の活動(つづき)

前回に引き続き、本記事で11月と12月のICT委員会の活動を振り返ります。

パソコン甲子園(11月)

モバイル部門『弁当計画』ベストアイディア賞

昨年グランプリを受賞した『テキパキッチン♪』に引き続き、みなめうの連覇をかけた挑戦であった。結果はベストアイディア賞、グランプリに次ぐ準優勝相当の賞である。賞としては悪くないのかも知れないが、私を含めみなめうもコーヤも納得していない。とはいえ、結果を受け入れざるを得ないのがコンテストである。来年に活かすしか無い。

開発自体は高専プロコンのようなひどい状態では無かった、いちおう動くものを作り上げた。ただし、ポスター、パンフレット、プレゼンはギリギリだった。プレゼンは前日の夜もまだ修正していたが、本番プレゼンは時間内に収めることができた。まあ、及第点といってよいだろう。

このチームは実績を残すことできたものの、チーム内の雰囲気は最悪であった。詳しいことはここでは触れないが、ミーティングは殺伐としていた。チームワークの重要性を痛感した。

最後に一言、みなめうはメンバーの意見を聞くのも大切だが、リーダーとして決断しろ、またかけた時間に合ったアウトプットを出せ!コーヤは細部ばかり見ず、全体を見ろ!うしおは自分が作り出すもののクオリティに拘れ!

コーヤのブログ記事うしおのブログ記事を合わせて読んで欲しい。

モバイル部門『ぼくらはヒーローズ』受賞無し

昨年、ベストアイディア賞を受賞したホワイトハッカーズがグランプリを目指して開発したのが『ぼくらはヒーローズ』である。しかし、結果はなんの賞もとれなかった。

これは完全に私の責任である。審査委員の考えや好みを読み違えた。高校生らしさを出せば良いと思っていたが、審査委員はもっと単純に考えていたようだ。オリジナリティもそれほど重視していない。単に「自分事」の課題を分かりやすく解決するものを求めているようだ。

ブロンズのオリジナルのアイデアをそのままの方向に膨らませば良かったと後悔している。

とはいえ、『ぼくらはヒーローズ』の完成度はかなり高い。これはホワイトハッカーズのチーム力によるものが大きい。来年もホワイトハッカーズとして活躍することを期待する。

ブロンズのブログ記事を読んで欲しい。

プログラミング部門『スポポトゥーン』審査委員特別賞

去年は予選落ちで出場できなかったプログラミング部門に、今年はjin君とマテ茶コンビが本選に出場した。結果は審査委員特別賞(矢沢賞)であった。パソコン甲子園プログラミング部門は過去に何度も本選出場しているが、これまでの受賞は2013年の5位入賞(kagamiz、くえうえ組)のみであった。審査委員特別賞は私としては悲願の賞であった。

jin君は情報オリンピックの本選に出場する実力があるし、マテ茶は本校Bランク最高得点をマークした。jin君とマテ茶には来年もがんばって欲しい。

ETロボコンチャンピオンシップ大会(11月)

デベロッパ部門 プライマリークラス『Foo_Bar_Baz』受賞無し

9月の予選結果を受けて、中間試験の直前ではあったが、緑林檎、唐瓜、くろこじの3人がパシフィコ横浜で開催されるETロボコンチャンピオンシップ大会に出場した。本校としては初出場である。

結果は20チーム中17位、Lコースでスタート時に走行体が転倒しリタイヤしたのが敗因だった。緑林檎は本番に弱いのが欠点である。是非、この欠点を克服して欲しい。

CODE FESTIVAL2015(11月)

予選通過、本選出場

本コンテストは、競技プログラミングをがんばった人へのいわばご褒美のようなコンテストである。内容についてはよく知らないが、某R社の潤沢な資金を元にした、競技プログラマのための祭だと認識している。

本校からはおりさのとkagamizが参加したが、口々に楽しかったと言っていた。

是非二人には後輩に競技プログラミングをしているとこんないいことがたくさんあるとPRして、ICT委員会の競技プログラマの伝統が続くようエバンジェリストになって欲しい。

ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト アジア地区つくば大会(11月)

『BitterSweets』22位

6月に行われた国内予選をうけてのアジア地区大会である。結果は海外勢と国内上位の大学チームにはかなわず22位という結果であるが、国内チームだけを見ると16位、高専では1位だった。立派な成績だったといっていい。さすが、おりさのとkagamizである。

このコンテストでは大変申し訳ないことをした。今回、私はCoachとして同行し、引率することにしていたが、なんとコンテスト4日前にぎっくり腰になってしまった。特に腰に負担をかけたわけでは無い、ただ椅子に座って情報処理センターの定例会議に出席していただけである。突然、腰が痛くなり立ち上がるのも困難になった。引率があるため回復に全力を尽くすため3日学校を休んだが無理であった。コンテストではおりさのとkagamizが肩身の狭い思いをしたと聞く。引率者として失格である。

地方創生☆政策アイデアコンテスト2015(11月)

『JK政策』予選敗退

『BASIP -Basic Academic Skills Improvement Plan-』予選敗退

jig.jpの福野社長の紹介で内閣府まち・ひと・しごと創生本部が本校で出前講座を開催したことを機に1年生に参加を呼びかけ、2チームがエントリした。このコンテストはこれまでICT委員会が取り組んできたコンテストとは異なり、IT技術を競うコンテストではなくビッグデータを解析して、政策提言を行うコンテストである。

1年生には夏の合宿で部内ビジネスプランコンテストをしたので、その延長上に位置づける形で挑戦させた。今年の1年生には期待の持てる学生が多く、来年本格的に高専プロコンやパソコン甲子園で活躍して貰うための練習の意味もあった。

また、本コンテストが今年始まり第1回目だったことから、ブルーオーシャンに違いない。まあまあ、まともなものができたら全国大会に出るのは楽勝!と思ったのが大間違い。文系ガチ勢がガチに来てた。とんだレッドオーシャンだった。完全に私がこのコンテストをナメてた。がんばってくれた1年生に大変申し訳なく思っている。やはり、変な色気を出して慣れないフィールドに出るものではないと痛感したコンテストだった。

学生には申し訳ない結果であったが、顧問目線からすると1年生の各個人のプロジェクトへの取り組み姿勢や個性が見えたのが収穫だった。

情報オリンピック予選(12月)

本選出場1名(Aランク)

今年も1名Aランク枠で本選出場ができた。ただ、指定校枠での本選出場が指定校での上位10人に入らなかったため、本校からの指定校枠参加者がいないのが残念である。

とはいえ、本選にでるjin君には春合宿目指してがんばって欲しい。 そして、卒業するkagamizに変わってICT委員会における競技力強化のために貢献して欲しい。

うちな~ICTビジネスプラン発表会(12月)

『弁当計画』NICT賞、沖縄情報通信懇談会会長賞

今年3月に起業家甲子園に出場したみなめうが、2度目の出場を目指して挑戦。理由は福野さんに会いたいだからそうだ。結果は無事にNICT賞を受賞し、起業家甲子園の出場権を得た。

内容はパソコン甲子園に出したものと同じで、パソコン甲子園での5分のプレゼンの後に2分のビジネスモデルを付け加えるのみであった。そのためにはビジネスモデルを検討しなければいけないのだが、パソコン甲子園の時と同様、チームで検討しようとしない。

起業家甲子園までの残り2ヶ月半、なんとかして欲しいと願う。

『しゅうがくりょーこん』ICTビジネス研究会キャンパス賞

1年生女子のじゅり氏、まなうぇい、るいこの3人で結成された「ピュアの極み乙女、」で挑戦した初めてのビジネスコンテストでいきなり賞をとった。おまけに、来年2月に行われるビジネスモデル発見&発表会の出場権まで得てしまった。1年生だけの力で全国大会を勝ち取ったのはICT委員会史上初めてのことである。

これは3人の努力とチームワークのたまものだと断言できる。プレゼンのスライドのバージョンは実に93もある。まるまる1ヶ月かけてつくった。プレゼンの練習もかなりがんばった。今回の発表はプレゼンだけでアプリ自体は作れていないが、全国大会に向けてさらに努力して欲しい。

ピュアの3人だけでは無く12期生には優秀な学生が多い。再来年、彼らが3年生になった時のICT委員会の活躍が楽しみである。

じゅり氏のブログ記事に喜びの気持ちが書かれている。

『SwipeTalk』IIA会長賞

高専プロコンに出した『SwipeTalk』ですが、プロコン向けに作ったスライドが技術によりすぎていたため、ほぼ作り直し、さすがきっきという出来ばえだった。ビジネスモデルもユーゴの緻密な事業計画ができていた。さすが、4,5年生の底力だと感心した。

結果はIIA会長賞。きっきは全国大会に繋がらなかったため、悔しがっていた。来年、きっきは卒業であるが残されたユーゴ、やがみあん、Throne、模範囚は来年はがんばって欲しい。

『ぼくらはヒーローズ』受賞無し

『ぼくらはヒーローズ』はここでも受賞が無かった。惨敗である。

私自身なぜこのコンセプトが通じないのだろうという疑問しか無かった。審査委員のひとりにコメントを求めたら、この内容はビジコンに出すべきではないと言われた。ハッカソンなら通じると言われた。

ホワイトハッカーズにはこの『ぼくらはヒーローズ』を諦めずに、どこかのコンテストでリベンジして欲しい。

このコンテストでのホワイトハッカーズの取り組みを見ていて気になることがあった。「うちな~ICTビジネスプラン発表会」に出すにあたって、ビジネスモデルの検討をしなければいけないのだが、ブロンズしか作業していない。ホワイトとレインボーはどうしたのだ。プレゼン担当はブロンズだから、自分たちは関係ないと思ったののだろうか、しかしチームである。ハッカーズはギリギリの状況に追い込まれると謎の団結力を示すのだが、なにか自分の担当だけすれば良いという空気を感じるときがある。

これはハッカーズだけではなく、ICT委員会全体を漂っている悪い空気である。困っているプロジェクト、デスマってるプロジェクトを見たら自分の事のように積極的に係わって欲しい。同じ部活の仲間として。

ブロンズのブログ記事は必読である。



>> 2015年の活動の振り返りと来年の方針(4)につづく

2015年の活動の振り返りと来年の方針(2)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の30日目の記事です。

ICT委員会の2015年の活動(つづき)

前回に引き続き、本記事で6月から10月までのICT委員会の活動を振り返ります。

ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト 国内予選(6月)

『BitterSweets』22位 アジア大会出場

かがみず、おりさの、たにしの3人がチームを作ったので安心感がありました。結果は22位、アジア大会の出場が決まりました。高専チームに限れば1位。立派な成績だといってよいでしょう。

かがみず卒業後の来年はかなりの戦力ダウンとなりますが、がんばって来年も国内予選を通過して欲しいです。

ETロボコン沖縄地区大会(9月)

『Foo_Bar_Baz』デベロッパ部門 プライマリークラス 競技部門優勝

私が沖縄地区実行委員会のメンバーであることもあって、卒研生にETロボコンに参加させていたがモデル図を提出できず失格になることも多かったが、昨年からICT委員会から出場している。

しかし、私自身は高専プロコンとパソコン甲子園に手一杯で放置してしまい学生には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

今年は緑林檎、唐瓜、くろこじの3人がチームを作った。

モデル図の完成度が低く、総合成績では賞は取れなかったが、走行タイムでベストタイムを叩き出し、競技部門で入賞し、11月のチャンピオンシップ大会への切符を勝ち取った。チャンピオンシップ大会への出場は本校史上初である。これまで工業高校や専門学校チームに負け続けていたので悔しい思いをしていたが、やっと一矢報いることができた。

チャンピオンシップ大会へ出場できたのは緑林檎の功績が大きいと考えている。彼の集中力は特筆に値する。ただ、本番に弱いのが欠点ではあるが・・・

ETロボコンへは今の私が余裕がないためコミット出来ない。本格的に取り組むためには、szk先生にお願いするしかない。

高専プロコン(10月)

今年の高専プロコンはICT委員会史上最悪だと言って良い(除く競技部門)。

以下、自由部門の2チームについて書く。

予選段階での企画書作成、本選でのシステムの完成度、プレゼン資料作成、プレゼン練習、ポスター作成、会場での配布パンフレット作成、どれをとってもひどいものだった。

唯一予選が通過できたのも、予選企画書作成時に私が関与したからに過ぎない。

予選結果が公表されたのが6月29日。その後、9月に入るまで進捗らしい進捗が見られなかった。本格的に始めたのが後学期に入ってからである。本番までの2週間でシステムが完成する訳がない。

プロコンに出発する2日前にポスターを作成し始め、前日の夜までかけて印刷。パンフレットも前日に慌ただしく作って印刷。

出発時にはプレゼンが完成していなかった。

システムが動いていない、プレゼンも出来ていない。最悪の状態での出発である。

それでも、一応デモができ、プレゼンができたのは長野に来てくれた老害の力である。無理矢理システムを動かし、プレゼン資料をまとめあげてくれたおかげである。言い換えると、老害がいなければデモもできず、プレゼンもできていなかったということである。

老害に感謝するのはもちろんだが、それより自分たちの無力を恥じるべきだと思う。

高専プロコンが終わってから何人かのメンバーが反省をブログに上げているが、反省をブログに書くだけでは意味が無い、来年はこの反省を活かすことを切に願う。

これからは書くチーム別に振り返って見たい。

自由部門『SwipeTalk』敢闘賞

委員長のきっきが高専最後のプロコンとしてリーダーを務めた。リーダーにチームメンバーとしてユーゴ、やがみあん、Throneの3人に1年生の模範囚を加え、5名でチームを編成した。

ICT委員会には5年生はプロコンの予選で落ちるという老害ジンクスがあるのだが、きっきが全体を、技術面ではユーゴが、やがみあんがデザインを担当して、予選を通過することができた。

予選通過後、本選に向けての開発が進まなかった。9月まで進捗らしい進捗は無かった。本格的に開発を始めた9月の中旬から、このチームは夏休み中から朝会、夕会を実践しチーム内のコミュニケーションを密にしていた。しかし、予選通過からの失われた2ヶ月半は余りにも大きかった。朝会、夕会には私も必ず同席していたのだが、開発の進捗は遅れに遅れる。そのため、作らなければならない機能を明確化し、それ以外の機能を次々と諦めた。にもかかわらず、出発当日になっても、最も基本機能であるメッセージ送信さえもできない。最悪であった。長野の旅館で老害に助けられながらも、かろうじてメッセージ送信しているふりをするものがかろうじてできたに過ぎない。

プレゼンも最悪だった。時間がオーバーした。明らかに練習していないのが分かった。これまで、きっきのプレゼンを何度か見てきているが、あんなプレゼンをこれまで見たことが無い。

何が悪かったのか。それは、長期にわたる開発管理ができていないことと、技術面におけるリスク管理ができていないにつきる。これは、もう一つのプロコンチーム『VirtuaLive』も同じである。

ユーゴのブログ記事やがみあんのブログ記事を合わせて読んで欲しい。

自由部門『VirtuaLive』敢闘賞

このチームは『テキパキッチン♪』のゴールデンコンビ(?)のりんちゃんとカルピスを中心に、2年生のマテ茶とくえうえを投入した。1年生にはるいこを加えた。パソコン甲子園を含めて、今年のチーム編成の中では最も開発パワーがあるチームである。

しかし、このチーム内部での情報共有が皆無と言って良い状態だった。プロコンに出発時点でシステムは当然ながら動いていない。システム全体を見通して、何ができていて、何ができていないかを誰も答えられない。どのメンバーも自分の開発が進まないのは他のメンバーからの情報が無いからだという。まるで、食事する哲学者の問題のようなデッドロックに陥っている。

こんな状態でシステムが完成するわけが無い。長野の旅館で老害組が始めたのは個々のメンバーに進捗状況を確認して、できている所とできていない所の整理からであった。

最終的にはかろうじて動いたものの、完成度が低い。デモ会場でいつもお世話になっているjig.jpの福野社長からの「ツメが甘いですね」の私への一言が本当に辛かった。さすが、福野社長どんなにごまかしていても一目で見破ってしまう。

2回のデモ審査中、1回は動作しない。プレゼンもメタメタ。受賞は早い段階から諦めていたが、もしかしたら敢闘賞も取れないのでは無いかと一抹の不安があった。自由・課題部門で敢闘賞も取れないというのは来年度出場自粛を考えるレベルで恥ずかしいことである。かろうじて、敢闘賞を頂き、企業賞もとれたのは本当に本当に幸運としか思えない。

このチームの良くないところは、チーム内コミュニケーションの決定的欠如である。私への報連相も全く無いといっていい。顧問の私がLirtuaLiveを体験できたのはプロコン会場が始めてだったのがそれを如実に物語る。

りんちゃんのブログ記事マテ茶のブログ記事を合わせて読んで欲しい。

課題部門『Hazard Watcher』予選敗退

このチームはおたこんをリーダーにし、メンバーにイエロー、唐瓜、うみんちゅを加えチーム編成し、見習い1年生にりんぱんまんを(じゃんけんで)指名した。おたこんには昨年はプロコンに連れて行ったのだが、今年はチャレンジさせるためにリーダーに起用した。

しかし、おたこんは2年生であり、経験のある上級生がいなかったため、アイデア出し段階からとても苦しんでいた。予選資料の作成もなかなか進まず、予選資料はぎりぎりまで完成しなかった。

やはりというか、予想通りというか予選落ちした。この経験を来年のプロコンに活かして欲しいと思う。

残念なのは予選落ちしてからチームメンバーが解散状態になり、何もしなかったことである。高専プロコンチームやパソコン甲子園チームががんばっているのを尻目にほとんど無為に過ごしていたように思える。新しいコンテストを探すとか、高専プロコンチームの手伝いをするとか何かすることがあったのではないか。

おたこんのブログ高専プロコンの事が触れられている。

競技部門『進捗優先探索』特別賞

競技部門は1回戦1位通過、準決勝3位通過、決勝戦10位という成績で「特別賞」を受賞した。競技部門の準優勝に引き続き2連連続の受賞である。競技部門で2年連続受賞したのは大阪府高専と本校だけであり、快挙といってよい。

しかし、チームとして機能していなかったのが最大の問題である。おりさのの個人プレーで特別賞がとれたに過ぎない。他のメンバーはほとんど受賞に貢献していない。

もし、おりさの一人ではなくチームとして取り組んでいたら3位以内の受賞できたかもしれないと私は考えている。何度も言っているが、本校の学生は個人の能力は決して高くない。だから、他校と互角に戦うにはチームで対抗しないと勝てない。

ICT委員会は高専プロコンに初参加したのが2006年なので今年で10年目である。今年も含めて決勝まで勝ち進んだのは3回である。。競技部門に関してはノウハウがかなりたまっているとはいえ、毎年、ほぼ同じ過ちを繰り返している。そろそろ失敗の原因をナレッジ化し、ICTイン階全体でナレッジすべきかもしれない。

競技部門についてはおりさののブログ記事を合わせて読んで欲しい。



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