2015年の活動の振り返りと来年の方針(2)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の30日目の記事です。

ICT委員会の2015年の活動(つづき)

前回に引き続き、本記事で6月から10月までのICT委員会の活動を振り返ります。

ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト 国内予選(6月)

『BitterSweets』22位 アジア大会出場

かがみず、おりさの、たにしの3人がチームを作ったので安心感がありました。結果は22位、アジア大会の出場が決まりました。高専チームに限れば1位。立派な成績だといってよいでしょう。

かがみず卒業後の来年はかなりの戦力ダウンとなりますが、がんばって来年も国内予選を通過して欲しいです。

ETロボコン沖縄地区大会(9月)

『Foo_Bar_Baz』デベロッパ部門 プライマリークラス 競技部門優勝

私が沖縄地区実行委員会のメンバーであることもあって、卒研生にETロボコンに参加させていたがモデル図を提出できず失格になることも多かったが、昨年からICT委員会から出場している。

しかし、私自身は高専プロコンとパソコン甲子園に手一杯で放置してしまい学生には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

今年は緑林檎、唐瓜、くろこじの3人がチームを作った。

モデル図の完成度が低く、総合成績では賞は取れなかったが、走行タイムでベストタイムを叩き出し、競技部門で入賞し、11月のチャンピオンシップ大会への切符を勝ち取った。チャンピオンシップ大会への出場は本校史上初である。これまで工業高校や専門学校チームに負け続けていたので悔しい思いをしていたが、やっと一矢報いることができた。

チャンピオンシップ大会へ出場できたのは緑林檎の功績が大きいと考えている。彼の集中力は特筆に値する。ただ、本番に弱いのが欠点ではあるが・・・

ETロボコンへは今の私が余裕がないためコミット出来ない。本格的に取り組むためには、szk先生にお願いするしかない。

高専プロコン(10月)

今年の高専プロコンはICT委員会史上最悪だと言って良い(除く競技部門)。

以下、自由部門の2チームについて書く。

予選段階での企画書作成、本選でのシステムの完成度、プレゼン資料作成、プレゼン練習、ポスター作成、会場での配布パンフレット作成、どれをとってもひどいものだった。

唯一予選が通過できたのも、予選企画書作成時に私が関与したからに過ぎない。

予選結果が公表されたのが6月29日。その後、9月に入るまで進捗らしい進捗が見られなかった。本格的に始めたのが後学期に入ってからである。本番までの2週間でシステムが完成する訳がない。

プロコンに出発する2日前にポスターを作成し始め、前日の夜までかけて印刷。パンフレットも前日に慌ただしく作って印刷。

出発時にはプレゼンが完成していなかった。

システムが動いていない、プレゼンも出来ていない。最悪の状態での出発である。

それでも、一応デモができ、プレゼンができたのは長野に来てくれた老害の力である。無理矢理システムを動かし、プレゼン資料をまとめあげてくれたおかげである。言い換えると、老害がいなければデモもできず、プレゼンもできていなかったということである。

老害に感謝するのはもちろんだが、それより自分たちの無力を恥じるべきだと思う。

高専プロコンが終わってから何人かのメンバーが反省をブログに上げているが、反省をブログに書くだけでは意味が無い、来年はこの反省を活かすことを切に願う。

これからは書くチーム別に振り返って見たい。

自由部門『SwipeTalk』敢闘賞

委員長のきっきが高専最後のプロコンとしてリーダーを務めた。リーダーにチームメンバーとしてユーゴ、やがみあん、Throneの3人に1年生の模範囚を加え、5名でチームを編成した。

ICT委員会には5年生はプロコンの予選で落ちるという老害ジンクスがあるのだが、きっきが全体を、技術面ではユーゴが、やがみあんがデザインを担当して、予選を通過することができた。

予選通過後、本選に向けての開発が進まなかった。9月まで進捗らしい進捗は無かった。本格的に開発を始めた9月の中旬から、このチームは夏休み中から朝会、夕会を実践しチーム内のコミュニケーションを密にしていた。しかし、予選通過からの失われた2ヶ月半は余りにも大きかった。朝会、夕会には私も必ず同席していたのだが、開発の進捗は遅れに遅れる。そのため、作らなければならない機能を明確化し、それ以外の機能を次々と諦めた。にもかかわらず、出発当日になっても、最も基本機能であるメッセージ送信さえもできない。最悪であった。長野の旅館で老害に助けられながらも、かろうじてメッセージ送信しているふりをするものがかろうじてできたに過ぎない。

プレゼンも最悪だった。時間がオーバーした。明らかに練習していないのが分かった。これまで、きっきのプレゼンを何度か見てきているが、あんなプレゼンをこれまで見たことが無い。

何が悪かったのか。それは、長期にわたる開発管理ができていないことと、技術面におけるリスク管理ができていないにつきる。これは、もう一つのプロコンチーム『VirtuaLive』も同じである。

ユーゴのブログ記事やがみあんのブログ記事を合わせて読んで欲しい。

自由部門『VirtuaLive』敢闘賞

このチームは『テキパキッチン♪』のゴールデンコンビ(?)のりんちゃんとカルピスを中心に、2年生のマテ茶とくえうえを投入した。1年生にはるいこを加えた。パソコン甲子園を含めて、今年のチーム編成の中では最も開発パワーがあるチームである。

しかし、このチーム内部での情報共有が皆無と言って良い状態だった。プロコンに出発時点でシステムは当然ながら動いていない。システム全体を見通して、何ができていて、何ができていないかを誰も答えられない。どのメンバーも自分の開発が進まないのは他のメンバーからの情報が無いからだという。まるで、食事する哲学者の問題のようなデッドロックに陥っている。

こんな状態でシステムが完成するわけが無い。長野の旅館で老害組が始めたのは個々のメンバーに進捗状況を確認して、できている所とできていない所の整理からであった。

最終的にはかろうじて動いたものの、完成度が低い。デモ会場でいつもお世話になっているjig.jpの福野社長からの「ツメが甘いですね」の私への一言が本当に辛かった。さすが、福野社長どんなにごまかしていても一目で見破ってしまう。

2回のデモ審査中、1回は動作しない。プレゼンもメタメタ。受賞は早い段階から諦めていたが、もしかしたら敢闘賞も取れないのでは無いかと一抹の不安があった。自由・課題部門で敢闘賞も取れないというのは来年度出場自粛を考えるレベルで恥ずかしいことである。かろうじて、敢闘賞を頂き、企業賞もとれたのは本当に本当に幸運としか思えない。

このチームの良くないところは、チーム内コミュニケーションの決定的欠如である。私への報連相も全く無いといっていい。顧問の私がLirtuaLiveを体験できたのはプロコン会場が始めてだったのがそれを如実に物語る。

りんちゃんのブログ記事マテ茶のブログ記事を合わせて読んで欲しい。

課題部門『Hazard Watcher』予選敗退

このチームはおたこんをリーダーにし、メンバーにイエロー、唐瓜、うみんちゅを加えチーム編成し、見習い1年生にりんぱんまんを(じゃんけんで)指名した。おたこんには昨年はプロコンに連れて行ったのだが、今年はチャレンジさせるためにリーダーに起用した。

しかし、おたこんは2年生であり、経験のある上級生がいなかったため、アイデア出し段階からとても苦しんでいた。予選資料の作成もなかなか進まず、予選資料はぎりぎりまで完成しなかった。

やはりというか、予想通りというか予選落ちした。この経験を来年のプロコンに活かして欲しいと思う。

残念なのは予選落ちしてからチームメンバーが解散状態になり、何もしなかったことである。高専プロコンチームやパソコン甲子園チームががんばっているのを尻目にほとんど無為に過ごしていたように思える。新しいコンテストを探すとか、高専プロコンチームの手伝いをするとか何かすることがあったのではないか。

おたこんのブログ高専プロコンの事が触れられている。

競技部門『進捗優先探索』特別賞

競技部門は1回戦1位通過、準決勝3位通過、決勝戦10位という成績で「特別賞」を受賞した。競技部門の準優勝に引き続き2連連続の受賞である。競技部門で2年連続受賞したのは大阪府高専と本校だけであり、快挙といってよい。

しかし、チームとして機能していなかったのが最大の問題である。おりさのの個人プレーで特別賞がとれたに過ぎない。他のメンバーはほとんど受賞に貢献していない。

もし、おりさの一人ではなくチームとして取り組んでいたら3位以内の受賞できたかもしれないと私は考えている。何度も言っているが、本校の学生は個人の能力は決して高くない。だから、他校と互角に戦うにはチームで対抗しないと勝てない。

ICT委員会は高専プロコンに初参加したのが2006年なので今年で10年目である。今年も含めて決勝まで勝ち進んだのは3回である。。競技部門に関してはノウハウがかなりたまっているとはいえ、毎年、ほぼ同じ過ちを繰り返している。そろそろ失敗の原因をナレッジ化し、ICTイン階全体でナレッジすべきかもしれない。

競技部門についてはおりさののブログ記事を合わせて読んで欲しい。



>> 2015年の活動の振り返りと来年の方針(3)につづく

2015年の活動の振り返りと来年の方針(1)

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の27日目の記事です。

ICT委員会の2015年の活動

今年もICT委員会は様々な活動をしてきた。ICT Advent Calenderの記事を作成するにあたり、改めてまとめてみて驚いた。実に14ものコンテスト・大会に参加していた。ICT委員会の活動がここ数年どんどん活発化してきているとは言え、こんなに多いとは思わなかった。ぎっくり腰になりはずである。

ICT委員会が2015年に関わったプロジェクトについて私の立場から振り返ってみることにする。

ICTビジネスモデル発見&発表会(1月)

『Love Papa Project』 キャンパス部門最優秀特別賞

なっちゃん高専在学中、ICT委員会の委員長としてとてもがんばってくれ、今のICT委員会の盛り上がりの礎を築いてくれたが、自身は一度も表彰されることがなかった。私はなっちゃんを卒業までに表彰台に上げることをミッションとしていたので、「起業家甲子園」の地区予選を兼ねている「うちな~ICTビジネスプラン発表会」に半ば強引にエントリさせた。結果は「起業家甲子園」への挑戦権を得ることが出来なかったが、「ICTビジネスモデル発見&発表会」への出場が決まった。この大会の地区予選をも兼ねていることを受賞まで知らなかった。

半ば棚ぼた的に参加することになったこの大会で準優勝に相当するキャンパス部門最優秀特別賞を受賞することができた。

準優勝できたのはなっちゃんのプレゼン力、ゆずゆのデザイン力と女子力、えなの全体を見通す能力と総合力に負うところが大きかった。

この大会はなっちゃん、えな、ゆずゆの女子3人のグループで取り組んだのだが、3人のチームワークが良く、誰一人欠けても受賞にはつながらなかったのではないかと思える程である。この大会で良かったのは取り組みのプロセスを通じて3人がめざましい成長を見せたことである。特にえなは人生が変わったのではないかと思えるほどであった。

反省点としては、なっちゃんが年末から年始にかけて、たくさんのイベントに首を突っこみすぎて、本大会に時間が割けずハラハラしたぐらいである。なっちゃんは今年も年末年始にイベントをぶっ込んでいるので年末年始デスマ病なのかもしれない。

チームメンバー3人は3月に卒業し、今ではそれぞれの道で悩みながらも楽しんでいるようなので、よい大会だったと言える。

このあたりの経緯のなっちゃん目線の記事はこれこれ

日本情報オリンピック本選(2月)

2名出場 受賞無し

本校は2年メディアが授業の一環として情報オリンピックに取り組んでおり、ICT委員会と併せて、毎年50名以上が予選に参加している。

今年は、jin君とコーヤが本選に出場した。目標は春合宿であったが、惨敗。本校からの春合宿参加者は2006年と2012年にひとりずつの二人である。本校は予選は通過できるが、本選ではなかなか成績が残せないのが実情である。

競技力の強化が必要なのだが、全国で通用する競技プログラマーになるためには数学的センスと努力を継続する力をもった人でないとなかなか難しい。かがみずのような学生が次いつICT委員会に入ってくるのか待つしかない。

とはいえ、プログラミング力を短期に強化するには競技プログラミンは有用であるし、競技プログラミングを通して得られたアルゴリズム力は高専プロコンの競技部門でダイレクトに活かされるので、ICT委員会としても競技プログラミングを積極的に取り組まなければならない。しかし、かがみずが今年度で卒業するので、競技プログラミングの育成体制の確立が急務である。

起業家甲子園(3月)

『テキパキッチン♪』 jig.jp賞

起業家甲子園は第1回大会から毎年出場しており、1年目は準優勝、2年目は企業賞を受賞し、3年目となる今年も出場することができた。

前に書いたとおり、起業家甲子園は「うちな~ICTビジネスプラン発表会」が地区予選を兼ねており、『テキパキッチン♪』はそこで優勝し、起業家甲子園出場権得たのである。 『テキパキッチン』はパソコン甲子園2014モバイル部門でグランプリを受賞しており、起業家甲子園への出場は順当といえば順当な結果であった。実は出場権を得たものの『テキパキッチン♪』が「起業家甲子園」に出場するに至る経緯には裏話があるのだが、ここでは割愛する。

『テッキパキッチン♪』の結果は企業賞(jig.jp賞)であった。いちおう賞が貰えたので良いとは言え、反省点もある。『テキパキッチン』のモノ自体はパソコン甲子園に出したときに完成していたので、あとはビジネスとしてどう成り立たせるかという検討をしなければならない。また、それをプレゼンに落とし込むのだが、実際の作業はほとんどリーダーのりんちゃんが行い、のこり二人のメンバーはほとんど関与していなかった。関与させないリーダーも良くないが、リーダーに押しつけて自分たちは何もしないメンバーもメンバーである。今のICT委員会にはこの風潮というか雰囲気が蔓延している。後に述べることになるが、これが今年度の活動の大失敗に繋がっている。

参考として、みなみゅーのブログも合わせて読んで欲しい。

KAKEHASHI project(3月)

KAKEHASHI projectは外務省が日米交流のために年間2000人の高校生、大学生を2週間程度アメリカに派遣する事業である。派遣された学生はアメリカの3都市をまわり、現地での英語プレゼンを通して、交流を図ることを目的としている。

本校は科学技術分野学生派遣として、明石高専の学生とともに高専合同チームとして、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンの3都市を訪問した。

本校の派遣先のミッションは高専プロコンの取り組みの紹介すること、高専のICT分野における技術力をアピールするため、訪問先でプレゼンとデモを行うことである。そのために、津波からの避難を目的とした『Go!UP』を竜巻からの避難に作り直した『Tornade Watcher』の開発と『テキパキッチン♪』の英語化の開発しなければならない。

しかし、渡米の日まで2つとも完成しなかった。渡米中も開発を続けた。やっとデモできるレベルに達したのは、日程が始まって8日目のEvernote訪問時であった。その間、毎晩遅くまで開発をしており、訪問先で居眠りをするやつもいる。

何のためにアメリカに派遣されたのか?派遣が決まってから開発する時間はあったはずである。渡米まで危機感は無かったのか?

顧問としての指導力の無さに我ながら情けない思いをした。帰国後、なっちゃんにグチった

このときの失敗をその後のために活かせなかったのは、本当に私の責任としか言いようがない。10月の高専プロコンで同じことが起きた。

KAKEHASHI projectの全訪問先を記す。

3月2日

3月3日

3月4日

  • 成田国際空港
  • Los Angeles International Airport
  • Griffith Park
  • Hollywood Boulevard
  • Souplanation
  • Hilton Los Angeles Airport

    3月5日

  • Los Angeles Center for Enriched Studies
  • HomeTown Buffet
  • Hilton Los Angeles Airport

    3月6日

  • Hilltop technology Laboratory, Inc.
  • IHOP
  • California Institude of Technology
  • Japanese American National Museum
  • Hilton Los Angeles Airport

    3月7日

  • California Science Center
  • California Science Center Dining
  • Santa Monica Pier
  • Buca di Beppo Santa Monica
  • Hilton Los Angeles Airport

    3月8日

  • Los Angeles International Airport
  • San Francisco International Airport
  • Fresh Choice
  • Computer History Museum
  • Best Western Plus Grosvenor Airport Hotel

    3月9日

  • Intel Museum
  • Harry's Hofbraw
  • Google Campus
  • SRI International
  • Golden Gate Park
  • Round Table Pizza
  • Best Western Plus Grosvenor Airport Hotel

    3月10日

  • Golden Gate Bridge
  • Fisherman's Wharf
  • Applebee's
  • Evernote
  • Union Square
  • OYAJI Restaurant
  • Best Western Plus Grosvenor Airport Hotel

    3月11日

  • San Francisco International Airport
  • P.F.Chang's
  • General Edward Lawrence Logan International Airport
  • Holiday Inn Express Cambridge

    3月12日

  • Babson college
  • Harvard University
  • Holiday Inn Express Cambridge

    3月13日

  • General Edward Lawrence Logan International Airport
  • Chicago O'Hare International Airport

    3月14日

  • 成田国際空港
  • 成田エアポートレストハウス

    3月15日

  • 羽田国際空港
  • 那覇空港




2015年の活動の振り返りと来年の方針(2)につづく

ICT Advent Calendar 2015 まとめ

怒濤の2015年が終わろうとしています。

ICT委員会恒例ICT Advent Calender 2015 です。ことしも北海道、東京、久留米、沖縄と全国のICT委員会から記事が集まりました。

珠玉の記事たちをお楽しみください。

その前に、2015年のICT委員会の活動を振り返ってみましょう。

ICTビジネスモデル発見&発表会(1月)
『Love Papa Project』 キャンパス部門最優秀特別賞
日本情報オリンピック本選(2月)
2名出場 受賞無し
起業家甲子園(3月)
『テキパキッチン♪』 jig.jp賞
KAKEHASHI project(3月)
ICT部員11名がロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンを訪問
ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト 国内予選(6月)
『BitterSweets』22位 アジア大会出場
ETロボコン沖縄地区大会(9月)
デベロッパ部門 プライマリークラス『Foo_Bar_Baz』競技部優勝
高専プロコン(10月)
自由部門『SwipeTalk』敢闘賞
自由部門『VirtuaLive』敢闘賞
課題部門『Hazard Watcher』予選敗退
競技部門『進捗優先探索』特別賞
パソコン甲子園(11月)
モバイル部門『弁当計画』ベストアイディア賞
モバイル部門『ぼくらはヒーローズ』受賞無し
プログラミング部門『スポポトゥーン』審査委員特別賞
ETロボコンチャンピオンシップ大会(11月)
デベロッパ部門 プライマリークラス『Foo_Bar_Baz』受賞無し
CODE FESTIVAL2015(11月)
予選通過、本選出場
ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト アジア地区つくば大会(11月)
『BitterSweets』22位
地方創生☆政策アイデアコンテスト2015(11月)
『JK政策』予選敗退
『BASIP -Basic Academic Skills Improvement Plan-』予選敗退
情報オリンピック予選(12月)
本選出場1名(Aランク)
うちな~ICTビジネスプラン発表会(12月)
『弁当計画』NICT賞、沖縄情報通信懇談会会長賞
『しゅうがくりょーこん』ICTビジネス研究会キャンパス賞
『SwipeTalk』IIA会長賞
『ぼくらはヒーローズ』受賞無し

2015年はICTビジネスモデル発見&発表会(2月)、情報オリンピック本選(2月)、起業家甲子園(3月)の出場が決まっています。

ICT委員会は今年の反省を活かして、2016年も活躍して欲しいと思います。

それでは全国のICT委員会のみなさん。良いお年を。


1日目(2015年12月1日)

@dnc_pop30 2年間のICT委員長業をふりかえって ~老害になりたい(「・ω・)「~

2日目(2015年12月2日)

@_remew_ つらい1年だった

3日目(2015年12月3日)

@blazblack0066 ブロンズの今年を振り返る

4日目(2015年12月4日)

@tanishi345 皆大好きたにしだよー(´・ω・`)

5日目(2015年12月5日)

@manae_manaway 副委員長就任の意気込み!と目標! ~感嘆符がやたら多くなってしまった~

6日目(2015年12月6日)

@shimamiz 風邪ひいた(´・ω・`)

@otama_jaccy 沖縄高専の人々と遊んだ日記

7日目(2015年12月7日)

@orisano 第26回高専プロコン競技部門 反省会場

8日目(2015年12月8日)

@ICT_yugosoviet 第26回高専プロコン懺悔場

9日目(2015年12月9日)

@rin_neko19 いままでを振り返るよ

10日目(2015年12月10日)

@girisiasinden 知ってた?今日おたこんの誕生日だってよ

11日目(2015年12月11日)

@matetya911 真面目そうで真面目じゃない少し真面目っぽい記事

12日目(2015年12月12日)

@yagamian_sobaya 1年を振り返るつもりが超絶暗くなった

13日目(2015年12月13日)

@kuro__koji__ ICT委員会に参加して・見て・触れて感じたこと

14日目(2015年12月14日)

@___rrr1130 ICT委員会に入って思ったこと。これからの目標ԅ( ˘ω˘ԅ)  

15日目(2015年12月15日)

@mitohato14 ICT委員会に入って…

16日目(2015年12月16日)

@mosmos_syrc しゅり's 2015年ハイライト & 来年の目標立てる

@m_kyoujyu 男子部員に激す!

17日目(2015年12月17日)

@nemu_sou ict委員会に入ってからの出来事、、、来年は(=゚ω゚)ノ

@KY_shio_masu ICT委員会に入って学んだこと・ICT委員会内生存計画

18日目(2015年12月18日)

@maruuusa83 A long time ago in ICT Committee far, far away....

19日目(2015年12月19日)

@37kt_ 自戒

20日目(2015年12月20日)

@Uchior ハムサンドイッチとは関係のない話

@YonaThrone_0000 電子工作するときに使ってきたソフトたち

21日目(2015年12月21日)

@kagamiz 老害の引退記事

22日目(2015年12月22日)

@ringoh72 ICTの人たちから伝染した技術系以外の趣味

23日目(2015年12月23日)

@___10riridk0 2015/12/23...JKとして歩んできた日々

24日目(2015年12月24日)

@gr33n4pp13 あいし〜てぃ〜

25日目(2015年12月25日)

@goya813 北海道楽しかった!

@natrium11321 無限面のサイコロは球なのか?

26日目(2015年12月26日)

@marin72_com 【ICTAdventCalender 26日目】ICTのチーム開発で足りないこと

27日目(2015年12月27日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(1)

30日目(2015年12月30日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(2)

31日目(2015年12月31日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(3)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(4)

32日目(2015年12月32日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(5)

男子部員に激す!

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の16日目の記事です。

われわれ男子部員は、尊敬すべき先輩達に育てられ、いわばICT委員会はわれわれの父でもあり兄でもある。その恩義に報いるに、このような忘恩的行為に出なければならないのは何故であるか。

かえりみれば、男子部員は五年、ICT委員会で不本意な地位と待遇をうけ、一片の打算をも持たせざる教育を受け、又われわれも心からICT委員会を愛し、もはやICTの柵外の高専にはない「真の高専」をここに夢み、ここでこそ入学後ついに知らなかった男の涙を知った。 ここで流したわれわれの汗は純一であり、ICTの精神を相共にする同志として共にデスマの原野を馳駆した。このことには一点の疑いもない。われわれにとって高専は故郷であり、生ぬるい現代日本で凛冽の気を呼吸できる唯一の場所であった。先輩諸氏から受けた愛情は測り知れない。しかもなお、敢えてこの挙に出たのは何故であるか。たとえ強弁と云われようとも、ICT委員会を愛するが故であると私は断言する。

銘記せよ! 実はこの平成二十七年十二月十六日という日は、男子部員にとっては記念すべき日である。過去五年に亘って、男子の委員長を待ちこがれてきた男子部員にとって、決定的にその希望が叶えられた日である。論理的に正に、この日を境にして、それまで女子部員の下層に位置づけられてきた男子部員は、「人権が認められた部員」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあろうか。

われわれはこの日以後の男子部員を一刻一刻注視する。われわれが夢みていたように、もしICT委員会に男子部員の人権が残っているならば、どうしてこの事態を黙視しえよう。自らを否定するものを守るとは、何たる論理的矛盾であろう。男であれば、男の衿がどうしてこれを容認しえよう。我慢に我慢を重ねても、守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。われわれはひたすら耳をすました。しかしICT委員会のどこからも、「自らを否定するカーストを受け入れろ」という屈辱的な命令に対する、男子部員の声はきこえては来なかった。かくなる上は、自らの力を自覚して、女子部員の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかっているのに、男子部員は声を奪われたカナリヤのように黙ったままだった。

われわれは五年待った。最後の一年は熱烈に待った。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。しかしあと三十分、最後の三十分待とう。共に起って義のために共に死ぬのだ。ICT委員会をICT委員会の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何のICT委員会だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を女子部員に見せてやれ。それは自由でも民主主義でもない。ICT委員会だ。われわれの愛する実績と伝統の委員会、ICT委員会だ。これを骨抜きにしてしまったカースト制度に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、挙に出ずべきである。

M教授

KAKEHASHIprojectハイライト集

KAKEK|HASHIprojectに実際にあったハプニングやイベントです。 M教授の苦労に少しでも同情していただけたら幸いです。

【3月2日のハイライト】

・M教授、委員長と副委員長の名刺の印刷忘れる

・飛行機が45分遅れる

国際線ターミナル行きのバスが満員で乗れず4人取り残される

・夕食で料理が出されるのがM教授が最後

【3月3日のハイライト】

・朝エレベータ渋滞で1Fに降りるのに1時間

・M教授弁当の写真をきっきに褒められ喜ぶ

・プレゼン練習であやもが発音を褒められる

・起業家甲子園テキパキッチンjig.jp賞

・みなめう福野さんに会えてハイテンション

・ちびっことりんちゃんがホテルに着くなり内鍵

【3月4日のハイライト】

・弁当のピクルスが巨大

・きっき指から出血

【3月5日のハイライト】

・朝の集合時間にコーヤ、くえうえ、jin君が遅れる

・プレゼン練習でちびっことみなめうがいなくなる

・あやもがiPadのディスプレイのガラスを割る

・夕食前の集合時間にみなめうが遅れる

・きっきが会場の心をつかむ

・あやもがはアドリブを活かす

・りんちゃんは時間の都合でプレゼン無しになったが、復活する

【3月6日のハイライト】

・きっきの写真にM教授は勝てない

・ちびっこ訪問先の企業で居眠り

・理系学生はやっぱりチェックに眼鏡

・たまちゃんが米国で仮面ライダーファンを発見。盛り上がる。

・あやもががレセプションでとったばかりのサラダカクテルを落とす

・くえうえが一時行方不明になった(らしい)

【3月7日のハイライト】

・ちびっことりんちゃんが寝坊して朝食を食べなかった

・あやもが携帯をスられる

・M教授サンタモニカピアのジェットコースターとバイキングに乗って足がふらふらになる

【3月8日のハイライト】

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける

・きっきが巨大ドロイドぬいぐるみを買って大喜び

・M教授プログラミング言語のポスター買って大興奮

・コーヤとjin君のホテルの部屋がダブルブッキングで部屋交換

・M教授の部屋がベッドメイクされていなくて、部屋交換

・jin君スーツケースの鍵をなくす

【3月9日のハイライト】

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける

・やがみあんお風呂で転んでたんこぶを作る

・jin君、くえうえの部屋でお泊まりして朝帰り

・プレゼンテーションマウスのレシーバーが無くて大騒ぎしてたらりんちゃんが持ってた

・ムービーのバッテリが無くて大騒ぎしてたらりんちゃんが持ってた

【3月10日のハイライト】

・やがみあんがゴールデンゲートブリッジの下で泳いでた

・ちびっこがタメ口でデモした

・やがみあんの目から鱗が飛び出した

・コーヤが浴室で下着姿で瓶コーラの栓を抜こうとしていた(でも開けられなかった)

【3月11日のハイライト】

・やがみやんがホテルの部屋にドロイドぬいぐるみを忘れる

・M教授弁当を忘れる

・M教授空港のセキュリティチェックでお腹の肉をチェックされる

・ちびっこが空港のチェックインで係員がパスポートを見ながら"How old are you, Eighteen?"と確認される

【3月12日のハイライト】

・やがみあんとあやもが二度寝

・ボストン寒すぎ

・11人中7人が講義中寝る

・りんちゃんに無茶ぶりしたけどなんとかこなす

・ICTがコミュ障発揮

・jin君がお土産をサンフランシスコに忘れる

【3月13、14日のハイライト】

・こーやホテルの床にオレンジジュースをぶちまける

・M教授ホテルにバックを忘れかける

・シカゴ空港で昼食自由なはずがみんなマック

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける(2回目)

・M教授飛行機でツイ廃

・M教授成田の荷物受け取り場で写真を撮っていて係員に制止される

・やがみあんこける

・M教授の浴室の床が水浸しで部屋替え

【3月15日のハイライト】

・jin君スーツケースの予備キーもなくす

・朝食女子が誰もこない(男子は全員)

・M教授荷物のセキュリティチェックでスーツケースのビールを発見される

・きっきが帰りの飛行機で指から出血(2回目)

・M教授那覇空港でコミュ障発揮




あ~~~疲れたぁ

ICT委員会顧問としての2014年の反省と2015年の目標・方針

 新しい年を迎えました。歳をとる毎に1年が早くなるとよく言いますが、2014年もあっという間に過ぎ去ったように感じます。

ICT委員会顧問として昨年を振り返り、今年の目標・方針を立てたいと思います。

2014年の目標・方針のふりかえり

最初に1年前に立てた目標・方針をふりかえります。

委員長・副委員長の成長の一年とする

 今年はきっきが委員長としての仕事をした一年でした。きっきがAdventCalenderの25日目に記事に書いているように委員長として反省すべき点が多い一年だったように思います。自分の周りにだけ、得てして自分のことだけにとらわれ、委員会全体に目が行き届いていないように感じました。今年のきっきの委員長業についてはわたしも前委員長のなっちゃんもとても心配しながら見守っていました。できるだけ自分で気づいてもらおうと思いましたが、我慢しきれずに何度か口を出さざるを得ない場面も何度かありました。きっきには来年度も委員長をお願いしています。5年生の委員長は ICT委員会の歴史上初めての事ですが、今年の反省を活かして来年度は委員長としてがんばってもらい、きっきは開発やプレゼンだけで無く、組織のマネージャとしての経験とスキルを身につけて高専を卒業して欲しいと思います。

 副委員長については、あやもがからjin君に交代してもらいました。委員長と何度かディスカッションした上の決断でした。あやもがは組織のリーダーとしてはもう少し成長してもらう必要があると判断したからです。しかし、あやもがは夏休みの頃から高専プロコン課題部門の実質的なリーダーをするなど良い面もたくさんあります。他人から信頼され、信用される人物になれるよう、自分を律し精進して欲しいです。

副委員長は1年生のjin君にお願いしました。jin君に副委員長就任の打診をしたとき、本人はだいぶ渋っていたのですが、私ときっきとなっちゃんが説得しました。1年生のjin君からすれば、jin君の記事

この大事な機会をくださったM教授、なっちゃん元委員長、きっき委員長には言葉では言い表せないほど感謝しています。

 と、書いているように、顧問と4年生と5年生に取り囲まれての説得だったので、トラウマレベルのつらい経験だったように思いますが、最終的には引き受けさせてくれました。jin君にとっては副委員長のようなリーダーは最も苦手であろうことは分かっています。しかし、jin君のプログラミングに対するセンスにマネージャとしてのスキルを身につけることができたら最強の存在となるはずです。今後の活躍に期待します。

 また、来年度は副委員長2名体制とすることにしました。ICT委員会は今。大きな代替わりの転機を迎えているため、副委員長の大胆な若返りをしたのですが、2,3年後のICT委員会を考えたとき、今の1年生が中核となることは間違いありません。そのため、1年生から副委員長を2名出すことにより、2年後のICT委員会の層を厚くするのが狙いです。ふたりめの副委員長の指名権はjin君に委ねたところ、昨日のICT忘年会でいきなり汐を指名しました。汐本人も指名の数分前まで知らなかった様ですが、これで副委員長2名体制が完成しました。ふたりの副委員長の存在によってICT委員会がさらにパワーアップすると確信しています。

部員の技術力向上

 1年前に予想した通り、今年はICT委員会の開発パワーが大幅にダウンしました。開発の経験を通して2015年度に向けたICT委員会全体の開発力のできるだけ早い回復を図るため、1年前にたてた方針どおり、2年生以上の部員全員に何らかの開発にコミットするよう、多くの開発テーマを立ち上げました。老害組を除いて、高専プロコンに自由・課題・競技の3テーマ、パソコン甲子園に2テーマ、合計5テーマを4月から6月にかけてアイデア出しをし、企画書を書き、応募しました。4テーマの並行は私の指導もキャパいっぱいいっぱいの状態でした。半分は予選落ちするだろうと思っていましたが、なんと全テーマが予選通過し、開発がスタートしました。結果は高専プロコンの自由・課題は惨敗。一方、パソコン甲子園はワンツーフィニッシュと明暗を分ける結果になりました。1年前は受賞はないかもしれないと予想していた事を考えると快挙といっても過言ではないと思います。高専プロコンの惨敗の原因はそれぞれのチームのメンバーはしっかりと自覚していると信じています。来年、この経験を活かして欲しいと思います。

 今年の技術力向上の取り組みの中で失敗したのが競技プログラミング力が急落したことです。主力となるべき2年生にシステム開発をメインにした結果、競技プログラミング力が落ちてしまいました。2月のJOIの本選には2名出ることができたのですが、パソコン甲子園のプログラミング部門のチャレンジした全16チームが予選落ちしました。プログラミング部門の本選に出場できなかったのは2009年以来のことです。kagamizやorisanoが後輩に競技プログラミングの指導をしていたのですが、私がシステム開発に軸足を移したためこのような結果になりました。これは今年の大きな反省点です。来年は競技プログラミングとシステム開発のバランスを考え直す必要があります。

Happy World Mapのリベンジ

 パソコン甲子園2013のモバイル部門については、半ば怒りにまかせた記事に書いたとおり、非常に悔しい結果に終わった。そのため、今年の目標のひとつに「HappyWorldMap」のリベンジを掲げた。結果として、この一年間の取り組みによってリベンジは果たせたと言えます。  まず、「Happy World Map」そのものであるが、1月に沖縄総合通信事務所が主催する「うちなーICTビジネスプラン発表会」で沖縄情報通信懇談会長賞(トップモデル賞)・NICT賞を受賞し、起業家甲子園への参加権を得ました。さらに、3月に東京で開催された起業家甲子園では企業賞(MOVIDA SCHOOL参加権)を受賞しました。きっきを中心に1年弱に及ぶ努力が報われました。

 パソコン甲子園2014に向けて、「テッキパキッチン♪」と「Qoolqle」の2テーマ応募した。私としては昨年のリベンジをパソコン甲子園の場で果たすための応募でした。予選には全国から35チームが応募しており、本選には8チームしか選ばれないため、どちらかが予選通過できればよいと考えていた。しかし、うれしい事に2チームとも予選を通過した。8チーム中2チームが沖縄高専のチームとなりました。このあたりの学生目線で感じたことは、みずきちの記事にある。本選での結果は「テキパキッチン♪」がグランプリ、「Qoolqle」がベストアイディア賞を受賞し、事実上のワンツーフィニッシュ、3つの賞の中で2つを本校が独占する結果となった。これで、昨年の「HappyWorldMap」のリベンジを完全に果たすことができました。これは、かなり戦略的に取り組んだ結果であるが、昨年の失敗原因の分析が効を奏した面がありますが、パソコン甲子園運営側の審査に対する透明性と公平性を改善していただいたおかげだと考えています。

老害4人組は放置してみる

 年初の方針通り、今年は老害組をほぼ放置してみた。私の方から積極的に関わることはしなかった。もちろん、意見を求められたり、アドバイスを求められたときは真剣に対応した。

 放置してみたのはこれまでICT委員会で数々の伝説と実績を残した老害組の能力を信じていたことと、老害組が自分たちだけでどこまでできるのか試してみたい気持ちがあったからです。

 結果、高専プロコン自由部門に予選落ちした。ICT委員会からは3テーマ応募して唯一予選落ちした。原因についてはなっちゃんまるさがそれぞれの立場から分析しているので、それを読んで欲しいと思う。

 私から見ていると老害組はプロコン予選落ちの時の過ちを1年間、n度と無く繰り返していたのではないか。個としての老害組の能力は非常に高いことには疑問を挟む余地はないといえます。しかも、それぞれ得意分野が微妙に異なるため、ひとつの目標を目指して一致団結するととてつもない破壊力を秘めているといえます。

 しかし、今年の老害組はひとつの方向を向いていなかった。全体がある方向に向き始めたら、誰か一人が別の方向に歩き出すといった具合でした。まるで、ひとつひとつのベクトルは大きいが向きが違うため、和が0になってしまうかのようでした。

 私は老害組をずっと見ていましたが、老害組の開発に向けての団結力が全く見られなかったたため、年末になっちゃん老害組から引きはがすことにしました。なっちゃんはICT委員会で3年間も委員長をしてきて、ICT委員会をひっぱってっきたのにも関わらず、コンテストで受賞歴がなく、一枚の賞状ももらっていなかったからです。ICT委員会の主要メンバーの中で受賞歴がないのはなっちゃん一人でした。なっちゃんに受賞歴がないのは彼女の責任ではなく、委員長として、組織のマネージャとしての立場を求めてきた私の責任だと認識していました。このまま、老害組の中ではなっちゃんは卒業まで成果が出ないと判断しました。卒業まで残り5ヶ月を切っていました。老害組からなっちゃんを引き抜き、開発プロジェクトのリーダーとしてビジネスコンテストにエントリーさせることにしました。このあたりの経緯はなっちゃんICT Advent Calender23日目の記事として書いています。私もかなり本格的にコミットしました。その結果、ICTビジネス研究会キャンパス賞を受賞し、年明け1月に全国から選抜された9チームのひとつとしてICTビジネスモデル発表会に出場します。

 老害組は来年4月からそれぞれ、別々の道を進みます。沖縄高専本科で、ICT 委員会で、がんばってきた5年間を糧にそれぞれの道で活躍して欲しいと思います。というより活躍できる力はあるし、活躍すると信じています。

2014年の良かったこと

パソコン甲子園のリベンジが果たせた

 前述したようにHappyWorldMapのリベンジを果たすことができました。これは、受賞した2チームのメンバーのがんばりに尽きます。きゃらめるぷでぃんぐは夏休みに毎日学校に来ていました。ホワイトハッカーズのホワイトは夏休み中に自分で電子部品を自分で買ってデバイス開発をしていました。

 開発のやり方や効率は良くなかったかもしれませんが、少なくとも努力をする姿勢はありました。精神論でかたづけるのは良くないことですが、時間をかけることは大切なことです。

 特にホワイトハッカーズは凄いと思います。ハッカーズの個々のメンバーを見ていると思えないのですが、ハッカーズが揃うと謎のパワーが発生します。2年後ハッカーズが老害組を超えるのではないかと密かに期待しています。

プロコン競技部門で準優勝した

沖縄高専(少なくとも私)にとってプロコンの競技部門の決勝戦に出ることは悲願でした。本校は学校設立3年目の2006年の茨城大会で初参加し、翌年の2007年の津山大会で5位入賞が最高記録です。その後はせいぜい2回戦止まりで、1回戦敗退・敗者復活敗退という年もありました。

 これまで競技部門以前記事に書いたような失敗を何度となく同じことを繰り返してきました。

 それでは、今年はこれまでの反省を活かして取り組むことができたのか?答えは「否」です。ことしは競技部門の課題そのものが比較的単純で画像復元とパズドラに大きく分けることができ、それぞれの相互依存度がほとんど無いシステム構成を採ることができます。システム構成そのものはどの高専も大差ないでしょう。それぞれのサブシステムの技術的難易度は決して低くはないものの、単純なシステム構成であることで、チーム力よりも個人の技術力に依存しやすい課題でした。

 そのため、チーム全体のマネジメントができていなくても自分の分担部分をきっちりこなせば勝てます。今回、準優勝がとれたのは画像復元を 担当した@LEO_GALiLEOのがんばりはありますが、この部分は本戦競技を見ていて、多くの高専が解決していることをみると、パズドラ部分が勝敗を分けたといえます。結局のところ、パズドラを担当したくま個人(そして、くまの後ろにいたおりさの)の技術力による準優勝であったと分析している。今年の競技課題次第で同じ事が通じるかどうかは分からない。なにより、くまがいなくなってしまった現状を考えると、今年は個人の弱さをチームでカバーするしかないことだけは確かです。

 とは言え、プロコン競技部門の準優勝は2014年のよかったことです。

2014年の良くなかったこと

高専プロコンの自由・課題部門で惨敗した

 今年、高専プロコンの自由・課題部門で受賞がなかった。沖縄高専は自由・課題部門での予選通過力は全国高専の中でもトップクラスであると自負している。たとえば、本校が自由・課題部門に本格的に取り組み始めた2011年以降4年間で9テーマが予選通過している。これは鳥羽商船、米子が8テーマ、鈴鹿、弓削商船が7テーマを超え、一番多い。また、今年予選通過したのは3テーマあり、3テーマ予選通過できたのは弓削商船だけである。2テーマ予選通過できたのも7校しかない。課題部門の応募数が59、自由部門のそれが56テーマあった中で4テーマ応募して、そのうち3テーマが予選通過できたのはある意味誇れることだと思います。しかし、それが受賞に結びつかなかいことが課題です。

 受賞に結び付かない直接的な原因は作品の完成度の低さです。高専プロコンは作品の完成度が高く求められます。プレゼン、デモ、開発物どれをとっても隙が無ければ受賞できません。それはプロコンの各高専の作品のレベルが高いことを意味しています。そういう意味で今年の本校の作品は予選通過できたことでアイデアに関してはある程度の評価はされたといえますが、完成度が低すぎました。プレゼンもデモも開発物も全てにおいて中途半端で「とりあえず作ってみました」レベルを超えていませんでした。これでは受賞するはずがない。

 完成度の高いものを作り上げるには時間がかかるのは当然です。限られた時間内で可能な限り完成度を上げるためには、リーダーが全体を把握し、メンバーへの仕事の分担と進捗管理をし、まだ誰も手をつけていない部分があれば自分が率先してその仕事をこなすことが必要です。リーダーは誰よりも多くの仕事をすることが求められます。

 今年、沖縄高専高専プロコンの自由・課題部門で惨敗した理由はここにありました。今年の課題です。

競技プログラミング力が低下した

 前述したように、今年はパソコン甲子園プログラミング部門に16チームがエントリーし、全チームが予選敗退しました。本選に出ることが出来なかったのは本校がパソコン甲子園に取り組み始めた2006年以来2回目のことです。パソコン甲子園の予選通過は当然のように思っていましたが、予選通過できなかったのはある意味衝撃でした。競技プログラミング力では九州沖縄地区の高専では久留米高専に次ぐ存在だと思っていましたが、どうやらこの1年でまた大きく引き離されたようです。

 短期的な原因は昨年、システム開発に大きく軸足を移したのもありますが、本質的には本来主力となるべき3年生に競技プログラミングにハマっている学生がほとんどいないことにあると考えています。3年生の競技プログラミングの層が薄いので2年生も競技力が弱くなる、といった悪循環が起きているようです。2013年は@kagamizが3年生だったため、この問題が潜在的にはあったもの私はあまり気がついていませんでした。それが、@kagamizが4年生になったのを機に一気に顕在化したのが真相でしょう。

 @kagamizと@orisanoはそれに気がつき、部内でコンテストや勉強会を企画してくれたのですが、大きな流れを変えるのはすぐにはできませんでした。ただ、現1年生の@j_37ktが競技プログラミングにかなりハマっており、JOIにAランクで予選通過するなど、競技プログラミング力の復活の兆しがあります。

2015年の目標・方針

2016年以降のICT委員会の体制を作り上げる

 きっきは委員長2年目になります。しかし、きっきも5年生になり1年後には卒業します。きっきが卒業した後、どのようなICT委員会になるのか、この1年間で作り上げる必要があります。それには委員長のきっき、副委員長のjin君、汐にがんばってもらう必要がありますが、全部員が考えることだと考えています。

開発リーダー力をつける

 前述したように、今のICT委員会には開発のリーダー力が絶対的に不足しています。しかし、特に高専プロコンに参加した学生はそれぞれ課題意識を持っているようです。現2年生に大いに期待したいと思います。

競技プログラミング力をつける

 競技プログラミングはそれ自体目的とするのはいかがかと言うのが持論ですが、あまり声高に表明すると、競技勢に攻撃されそうなので控えますが、競技プログラミングは解決すべき問題に対する最適なアルゴリズムを深く考えるトレーニングのための有効なツールだと考えています。そのため、1,2年生は競技プログラミングに取り組むべきだというのは確かです。

 2015年は@orisanoが中心となって、来年度の新入部員に対して体系的なプログラミング教育をしていきたいと考えています。そして、パソコン甲子園への復活を果たすのが目標です。

女子部員を確保する

 ICT委員会はなっちゃん、きっきの二人の女帝によって盛り上がってきました。しかし、3月になっちゃんが卒業し、1年後にはきっきも卒業します。昨年、1年女子はICT委員会に定着しませんでした。2年になって帰ってくることを期待していますが、一気に女子部員の存在感が低下するのは明らかです。

 そのため、2015年はきっき、みなめう、やがみあんに女子部員の確保をしてもらいたいと考えています。


 今年度もあと3ヶ月残っています。今年度のICT委員会はまだ終わっていません。

2015年もICT委員会はノンストップでデスマしていきます。

全国のICT委員会のみなさん!今年も沖縄高専ICT委員会を応援してください。

ICT Advent Calendar 2014 まとめ

2014年もあっという間に過ぎ去り、数日を残すだけになりました。

もはや恒例になりつつある ICT Advent Calender 2014 です。ことしも全国のICT委員会から29本もの記事が集まりました。まだまだ続く気配がありますがここでいったんまとめます。

珠玉の記事たちをお楽しみください。

ここで、2014のICT委員会の活動を振り返ってみましょう。

起業家甲子園(3月)
『Happy World Map』 MOVIDA School参加権賞
トレンドマイクロプログラミングコンテスト2014(7月)
『Mlab』 第7位
高専プロコン(10月)
自由部門『Session Amigo -アミーゴとセッション-』予選敗退
自由部門『Remoconia』 -ひとつの家庭にひとつのリモコン-』敢闘賞
課題部門『Go!UP -助かる命を守りたい-』敢闘賞
競技部門『新委員長就任―参勤交代2回目まだですか―』準優勝
パソコン甲子園(11月)
モバイル部門『テキパキッチン♪』グランプリ
モバイル部門『Qoolqle』ベストアイディア賞
プログラミング部門 全チーム予選敗退
JOI予選(12月)
Aランク2名(本選出場)
うちな~ICTビジネスプラン発表会(12月)
『テキパキッチン』NICT賞、沖縄情報通信懇談会会長賞
『LovePapaProject』ICTビジネス研究会キャンパス賞

2015年はすでにICTビジネスモデル発表会(1月)、JOI本選(2月)、起業家甲子園(3月)とICT委員会の進撃は止まりません。

そして、ICT委員会のメンバー11名が明石高専の学生とともに、KAKEHASHI projectの選抜校として3月2日~15日の日程でロスアンゼルス、サンフランシスコ、ボストンの3都市を訪問し、企業・大学にプレゼンを通した交流をします。ICT委員会米国支部設立も間近です。

ICT委員会は2015年も今年以上の実績を残せるよういっそう頑張って欲しいと思います。

それでは全国のICT委員会のみなさん。良いお年を。


1日目(2014年12月1日)

@dnc_pop30(委員長(・ω・*)@沖縄)今年も開催ICTアドベントカレンダー!!

2日目(2014年12月2日)

@kagamiz(沖縄の人です)AOJ と歩いた 4 年間

3日目(2014年12月3日)

@li_saku(ラブライブ!百合SS書きます) 凛と花陽とそれ以外のもの(前編)

4日目(2014年12月4日)

@m_kyoujyu(最近疲れがとれない) M教授のつくりかた

5日目(2014年12月5日)

@LEO_GALiLEO(OKINAWA EVOLVED(REOKYUN UNDERGROUND)) 今年は3回も県外へ行ってしまった

6日目(2014年12月6日)

@ringoh72(沖縄の人です.TeX is GOD) 自分のプログラミングを振り返ってみる

7日目(2014年12月7日)

@DeEn_queue(元東京のひとです) 2014 年の JOI について

8日目(2014年12月8日)

@maruuusa83(沖縄の人です) git/githubの入門書カイタヨ~

9日目(2014年12月9日)

@ICT_yugosoviet(ソ連の人です) 初投稿です(1回目)

10日目(2014年12月10日)

@slimehiroshi(極南の人です。おわらないM教材とともに) 何で私が今ここにいるのかを

11日目(2014年12月11日)

@ayamoga(I can't speak English.) 今年もやってきた!!-ICT Advent Calendar-

12日目(2014年12月12日)

@yagamian_sobaya(沖縄に住んでいる人です) 2度目の冬。

13日目(2014年12月13日)

@otama_jaccy(沖縄の人です。ヒモになりたいです。) パソコン甲子園で気をつけるべきこと

14日目(2014年12月14日)

@ichigo_o_re(名護ジャスにいます.沖縄の人です) いちごオレ教の布教ブログ

15日目(2014年12月15日)

@orisano(おきなわまん) AOJ watch toolsの話

16日目(2014年12月16日)

@shimamiz(shimamiz_m)(沖縄です()の中ははてなのID) 私は姫じゃないと証明してみせるぜ

17日目(2014年12月17日)

@goya813(最近PCが不調でつらい) goya813の高専生活

18日目(2014年12月18日)

ricry@o_re_ju(ICT久留米支部の人です。(淫夢要素)ないです) 初投稿です。

19日目(2014年12月19日)

@foolish_remew(沖縄本部) 今年のまとめ

20日目(2014年12月20日)

@matetya911(沖縄の茶葉です) ナイスでエキサイティンな記事

@_RcoM4(琉球人) ネタが無いので自己紹介を

jin_matakich @j_37kt(沖縄の人です。) JOI 予選お疲れ様でした

21日目(2014年12月21日)

@chigichan24(沖縄(!?)の1年生ですぽよ) 競技趣味グラミングと作問のすすめ

うぃんじー@wing3196(久留米の1年生ですぽよ) 【初投稿】JOI予選で人権を失う

@Greeeenapple(沖縄の人です) ICT Advent Calendar 2014 day 21

22日目(2014年12月22日)

@rin_neko19(沖縄の人です) ことしのはんせい(初投稿)

23日目(2014年12月23日)

@marin72_com(沖縄の人です. 天皇誕生日は学校だったんや… #追記:学校じゃなかった!いえーい!) 【ICTAdventCalender 23日目】はじめてのビジコンに出たお話。

24日目(2014年12月24日)

jin_matakich @j_37kt(沖縄の人です) すばらしい記事 ()

25日目(2014年12月25日)

@dnc_pop30(きっき@IEはくそ) ICTアドベントカレンダー最終日(仮)

おそらく27日目29日目(2014年12月29日)

@_slow_or_ey3s(半袖の人です。嘘です) 高専プロコン一関大会に行って思ったこと

The Natrium day(2014年12月XX日)

@natrium11321(沖縄(に苗字が多い)人です) 書きます(未定です)(決まりました)