ICT Advent Calendar 2015 まとめ

怒濤の2015年が終わろうとしています。

ICT委員会恒例ICT Advent Calender 2015 です。ことしも北海道、東京、久留米、沖縄と全国のICT委員会から記事が集まりました。

珠玉の記事たちをお楽しみください。

その前に、2015年のICT委員会の活動を振り返ってみましょう。

ICTビジネスモデル発見&発表会(1月)
『Love Papa Project』 キャンパス部門最優秀特別賞
日本情報オリンピック本選(2月)
2名出場 受賞無し
起業家甲子園(3月)
『テキパキッチン♪』 jig.jp賞
KAKEHASHI project(3月)
ICT部員11名がロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンを訪問
ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト 国内予選(6月)
『BitterSweets』22位 アジア大会出場
ETロボコン沖縄地区大会(9月)
デベロッパ部門 プライマリークラス『Foo_Bar_Baz』競技部優勝
高専プロコン(10月)
自由部門『SwipeTalk』敢闘賞
自由部門『VirtuaLive』敢闘賞
課題部門『Hazard Watcher』予選敗退
競技部門『進捗優先探索』特別賞
パソコン甲子園(11月)
モバイル部門『弁当計画』ベストアイディア賞
モバイル部門『ぼくらはヒーローズ』受賞無し
プログラミング部門『スポポトゥーン』審査委員特別賞
ETロボコンチャンピオンシップ大会(11月)
デベロッパ部門 プライマリークラス『Foo_Bar_Baz』受賞無し
CODE FESTIVAL2015(11月)
予選通過、本選出場
ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト アジア地区つくば大会(11月)
『BitterSweets』22位
地方創生☆政策アイデアコンテスト2015(11月)
『JK政策』予選敗退
『BASIP -Basic Academic Skills Improvement Plan-』予選敗退
情報オリンピック予選(12月)
本選出場1名(Aランク)
うちな~ICTビジネスプラン発表会(12月)
『弁当計画』NICT賞、沖縄情報通信懇談会会長賞
『しゅうがくりょーこん』ICTビジネス研究会キャンパス賞
『SwipeTalk』IIA会長賞
『ぼくらはヒーローズ』受賞無し

2015年はICTビジネスモデル発見&発表会(2月)、情報オリンピック本選(2月)、起業家甲子園(3月)の出場が決まっています。

ICT委員会は今年の反省を活かして、2016年も活躍して欲しいと思います。

それでは全国のICT委員会のみなさん。良いお年を。


1日目(2015年12月1日)

@dnc_pop30 2年間のICT委員長業をふりかえって ~老害になりたい(「・ω・)「~

2日目(2015年12月2日)

@_remew_ つらい1年だった

3日目(2015年12月3日)

@blazblack0066 ブロンズの今年を振り返る

4日目(2015年12月4日)

@tanishi345 皆大好きたにしだよー(´・ω・`)

5日目(2015年12月5日)

@manae_manaway 副委員長就任の意気込み!と目標! ~感嘆符がやたら多くなってしまった~

6日目(2015年12月6日)

@shimamiz 風邪ひいた(´・ω・`)

@otama_jaccy 沖縄高専の人々と遊んだ日記

7日目(2015年12月7日)

@orisano 第26回高専プロコン競技部門 反省会場

8日目(2015年12月8日)

@ICT_yugosoviet 第26回高専プロコン懺悔場

9日目(2015年12月9日)

@rin_neko19 いままでを振り返るよ

10日目(2015年12月10日)

@girisiasinden 知ってた?今日おたこんの誕生日だってよ

11日目(2015年12月11日)

@matetya911 真面目そうで真面目じゃない少し真面目っぽい記事

12日目(2015年12月12日)

@yagamian_sobaya 1年を振り返るつもりが超絶暗くなった

13日目(2015年12月13日)

@kuro__koji__ ICT委員会に参加して・見て・触れて感じたこと

14日目(2015年12月14日)

@___rrr1130 ICT委員会に入って思ったこと。これからの目標ԅ( ˘ω˘ԅ)  

15日目(2015年12月15日)

@mitohato14 ICT委員会に入って…

16日目(2015年12月16日)

@mosmos_syrc しゅり's 2015年ハイライト & 来年の目標立てる

@m_kyoujyu 男子部員に激す!

17日目(2015年12月17日)

@nemu_sou ict委員会に入ってからの出来事、、、来年は(=゚ω゚)ノ

@KY_shio_masu ICT委員会に入って学んだこと・ICT委員会内生存計画

18日目(2015年12月18日)

@maruuusa83 A long time ago in ICT Committee far, far away....

19日目(2015年12月19日)

@37kt_ 自戒

20日目(2015年12月20日)

@Uchior ハムサンドイッチとは関係のない話

@YonaThrone_0000 電子工作するときに使ってきたソフトたち

21日目(2015年12月21日)

@kagamiz 老害の引退記事

22日目(2015年12月22日)

@ringoh72 ICTの人たちから伝染した技術系以外の趣味

23日目(2015年12月23日)

@___10riridk0 2015/12/23...JKとして歩んできた日々

24日目(2015年12月24日)

@gr33n4pp13 あいし〜てぃ〜

25日目(2015年12月25日)

@goya813 北海道楽しかった!

@natrium11321 無限面のサイコロは球なのか?

26日目(2015年12月26日)

@marin72_com 【ICTAdventCalender 26日目】ICTのチーム開発で足りないこと

27日目(2015年12月27日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(1)

30日目(2015年12月30日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(2)

31日目(2015年12月31日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(3)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(4)

32日目(2015年12月32日)

@m_kyoujyu 2015年の活動の振り返りと来年の方針(5)

男子部員に激す!

※この記事は ICT Advent Calendar 2015 の16日目の記事です。

われわれ男子部員は、尊敬すべき先輩達に育てられ、いわばICT委員会はわれわれの父でもあり兄でもある。その恩義に報いるに、このような忘恩的行為に出なければならないのは何故であるか。

かえりみれば、男子部員は五年、ICT委員会で不本意な地位と待遇をうけ、一片の打算をも持たせざる教育を受け、又われわれも心からICT委員会を愛し、もはやICTの柵外の高専にはない「真の高専」をここに夢み、ここでこそ入学後ついに知らなかった男の涙を知った。 ここで流したわれわれの汗は純一であり、ICTの精神を相共にする同志として共にデスマの原野を馳駆した。このことには一点の疑いもない。われわれにとって高専は故郷であり、生ぬるい現代日本で凛冽の気を呼吸できる唯一の場所であった。先輩諸氏から受けた愛情は測り知れない。しかもなお、敢えてこの挙に出たのは何故であるか。たとえ強弁と云われようとも、ICT委員会を愛するが故であると私は断言する。

銘記せよ! 実はこの平成二十七年十二月十六日という日は、男子部員にとっては記念すべき日である。過去五年に亘って、男子の委員長を待ちこがれてきた男子部員にとって、決定的にその希望が叶えられた日である。論理的に正に、この日を境にして、それまで女子部員の下層に位置づけられてきた男子部員は、「人権が認められた部員」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあろうか。

われわれはこの日以後の男子部員を一刻一刻注視する。われわれが夢みていたように、もしICT委員会に男子部員の人権が残っているならば、どうしてこの事態を黙視しえよう。自らを否定するものを守るとは、何たる論理的矛盾であろう。男であれば、男の衿がどうしてこれを容認しえよう。我慢に我慢を重ねても、守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。われわれはひたすら耳をすました。しかしICT委員会のどこからも、「自らを否定するカーストを受け入れろ」という屈辱的な命令に対する、男子部員の声はきこえては来なかった。かくなる上は、自らの力を自覚して、女子部員の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかっているのに、男子部員は声を奪われたカナリヤのように黙ったままだった。

われわれは五年待った。最後の一年は熱烈に待った。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。しかしあと三十分、最後の三十分待とう。共に起って義のために共に死ぬのだ。ICT委員会をICT委員会の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何のICT委員会だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を女子部員に見せてやれ。それは自由でも民主主義でもない。ICT委員会だ。われわれの愛する実績と伝統の委員会、ICT委員会だ。これを骨抜きにしてしまったカースト制度に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、挙に出ずべきである。

M教授

KAKEHASHIprojectハイライト集

KAKEK|HASHIprojectに実際にあったハプニングやイベントです。 M教授の苦労に少しでも同情していただけたら幸いです。

【3月2日のハイライト】

・M教授、委員長と副委員長の名刺の印刷忘れる

・飛行機が45分遅れる

国際線ターミナル行きのバスが満員で乗れず4人取り残される

・夕食で料理が出されるのがM教授が最後

【3月3日のハイライト】

・朝エレベータ渋滞で1Fに降りるのに1時間

・M教授弁当の写真をきっきに褒められ喜ぶ

・プレゼン練習であやもが発音を褒められる

・起業家甲子園テキパキッチンjig.jp賞

・みなめう福野さんに会えてハイテンション

・ちびっことりんちゃんがホテルに着くなり内鍵

【3月4日のハイライト】

・弁当のピクルスが巨大

・きっき指から出血

【3月5日のハイライト】

・朝の集合時間にコーヤ、くえうえ、jin君が遅れる

・プレゼン練習でちびっことみなめうがいなくなる

・あやもがiPadのディスプレイのガラスを割る

・夕食前の集合時間にみなめうが遅れる

・きっきが会場の心をつかむ

・あやもがはアドリブを活かす

・りんちゃんは時間の都合でプレゼン無しになったが、復活する

【3月6日のハイライト】

・きっきの写真にM教授は勝てない

・ちびっこ訪問先の企業で居眠り

・理系学生はやっぱりチェックに眼鏡

・たまちゃんが米国で仮面ライダーファンを発見。盛り上がる。

・あやもががレセプションでとったばかりのサラダカクテルを落とす

・くえうえが一時行方不明になった(らしい)

【3月7日のハイライト】

・ちびっことりんちゃんが寝坊して朝食を食べなかった

・あやもが携帯をスられる

・M教授サンタモニカピアのジェットコースターとバイキングに乗って足がふらふらになる

【3月8日のハイライト】

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける

・きっきが巨大ドロイドぬいぐるみを買って大喜び

・M教授プログラミング言語のポスター買って大興奮

・コーヤとjin君のホテルの部屋がダブルブッキングで部屋交換

・M教授の部屋がベッドメイクされていなくて、部屋交換

・jin君スーツケースの鍵をなくす

【3月9日のハイライト】

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける

・やがみあんお風呂で転んでたんこぶを作る

・jin君、くえうえの部屋でお泊まりして朝帰り

・プレゼンテーションマウスのレシーバーが無くて大騒ぎしてたらりんちゃんが持ってた

・ムービーのバッテリが無くて大騒ぎしてたらりんちゃんが持ってた

【3月10日のハイライト】

・やがみあんがゴールデンゲートブリッジの下で泳いでた

・ちびっこがタメ口でデモした

・やがみあんの目から鱗が飛び出した

・コーヤが浴室で下着姿で瓶コーラの栓を抜こうとしていた(でも開けられなかった)

【3月11日のハイライト】

・やがみやんがホテルの部屋にドロイドぬいぐるみを忘れる

・M教授弁当を忘れる

・M教授空港のセキュリティチェックでお腹の肉をチェックされる

・ちびっこが空港のチェックインで係員がパスポートを見ながら"How old are you, Eighteen?"と確認される

【3月12日のハイライト】

・やがみあんとあやもが二度寝

・ボストン寒すぎ

・11人中7人が講義中寝る

・りんちゃんに無茶ぶりしたけどなんとかこなす

・ICTがコミュ障発揮

・jin君がお土産をサンフランシスコに忘れる

【3月13、14日のハイライト】

・こーやホテルの床にオレンジジュースをぶちまける

・M教授ホテルにバックを忘れかける

・シカゴ空港で昼食自由なはずがみんなマック

・LEOが空港のセキュリティチェックで麻薬の検査を受ける(2回目)

・M教授飛行機でツイ廃

・M教授成田の荷物受け取り場で写真を撮っていて係員に制止される

・やがみあんこける

・M教授の浴室の床が水浸しで部屋替え

【3月15日のハイライト】

・jin君スーツケースの予備キーもなくす

・朝食女子が誰もこない(男子は全員)

・M教授荷物のセキュリティチェックでスーツケースのビールを発見される

・きっきが帰りの飛行機で指から出血(2回目)

・M教授那覇空港でコミュ障発揮




あ~~~疲れたぁ

ICT委員会顧問としての2014年の反省と2015年の目標・方針

 新しい年を迎えました。歳をとる毎に1年が早くなるとよく言いますが、2014年もあっという間に過ぎ去ったように感じます。

ICT委員会顧問として昨年を振り返り、今年の目標・方針を立てたいと思います。

2014年の目標・方針のふりかえり

最初に1年前に立てた目標・方針をふりかえります。

委員長・副委員長の成長の一年とする

 今年はきっきが委員長としての仕事をした一年でした。きっきがAdventCalenderの25日目に記事に書いているように委員長として反省すべき点が多い一年だったように思います。自分の周りにだけ、得てして自分のことだけにとらわれ、委員会全体に目が行き届いていないように感じました。今年のきっきの委員長業についてはわたしも前委員長のなっちゃんもとても心配しながら見守っていました。できるだけ自分で気づいてもらおうと思いましたが、我慢しきれずに何度か口を出さざるを得ない場面も何度かありました。きっきには来年度も委員長をお願いしています。5年生の委員長は ICT委員会の歴史上初めての事ですが、今年の反省を活かして来年度は委員長としてがんばってもらい、きっきは開発やプレゼンだけで無く、組織のマネージャとしての経験とスキルを身につけて高専を卒業して欲しいと思います。

 副委員長については、あやもがからjin君に交代してもらいました。委員長と何度かディスカッションした上の決断でした。あやもがは組織のリーダーとしてはもう少し成長してもらう必要があると判断したからです。しかし、あやもがは夏休みの頃から高専プロコン課題部門の実質的なリーダーをするなど良い面もたくさんあります。他人から信頼され、信用される人物になれるよう、自分を律し精進して欲しいです。

副委員長は1年生のjin君にお願いしました。jin君に副委員長就任の打診をしたとき、本人はだいぶ渋っていたのですが、私ときっきとなっちゃんが説得しました。1年生のjin君からすれば、jin君の記事

この大事な機会をくださったM教授、なっちゃん元委員長、きっき委員長には言葉では言い表せないほど感謝しています。

 と、書いているように、顧問と4年生と5年生に取り囲まれての説得だったので、トラウマレベルのつらい経験だったように思いますが、最終的には引き受けさせてくれました。jin君にとっては副委員長のようなリーダーは最も苦手であろうことは分かっています。しかし、jin君のプログラミングに対するセンスにマネージャとしてのスキルを身につけることができたら最強の存在となるはずです。今後の活躍に期待します。

 また、来年度は副委員長2名体制とすることにしました。ICT委員会は今。大きな代替わりの転機を迎えているため、副委員長の大胆な若返りをしたのですが、2,3年後のICT委員会を考えたとき、今の1年生が中核となることは間違いありません。そのため、1年生から副委員長を2名出すことにより、2年後のICT委員会の層を厚くするのが狙いです。ふたりめの副委員長の指名権はjin君に委ねたところ、昨日のICT忘年会でいきなり汐を指名しました。汐本人も指名の数分前まで知らなかった様ですが、これで副委員長2名体制が完成しました。ふたりの副委員長の存在によってICT委員会がさらにパワーアップすると確信しています。

部員の技術力向上

 1年前に予想した通り、今年はICT委員会の開発パワーが大幅にダウンしました。開発の経験を通して2015年度に向けたICT委員会全体の開発力のできるだけ早い回復を図るため、1年前にたてた方針どおり、2年生以上の部員全員に何らかの開発にコミットするよう、多くの開発テーマを立ち上げました。老害組を除いて、高専プロコンに自由・課題・競技の3テーマ、パソコン甲子園に2テーマ、合計5テーマを4月から6月にかけてアイデア出しをし、企画書を書き、応募しました。4テーマの並行は私の指導もキャパいっぱいいっぱいの状態でした。半分は予選落ちするだろうと思っていましたが、なんと全テーマが予選通過し、開発がスタートしました。結果は高専プロコンの自由・課題は惨敗。一方、パソコン甲子園はワンツーフィニッシュと明暗を分ける結果になりました。1年前は受賞はないかもしれないと予想していた事を考えると快挙といっても過言ではないと思います。高専プロコンの惨敗の原因はそれぞれのチームのメンバーはしっかりと自覚していると信じています。来年、この経験を活かして欲しいと思います。

 今年の技術力向上の取り組みの中で失敗したのが競技プログラミング力が急落したことです。主力となるべき2年生にシステム開発をメインにした結果、競技プログラミング力が落ちてしまいました。2月のJOIの本選には2名出ることができたのですが、パソコン甲子園のプログラミング部門のチャレンジした全16チームが予選落ちしました。プログラミング部門の本選に出場できなかったのは2009年以来のことです。kagamizやorisanoが後輩に競技プログラミングの指導をしていたのですが、私がシステム開発に軸足を移したためこのような結果になりました。これは今年の大きな反省点です。来年は競技プログラミングとシステム開発のバランスを考え直す必要があります。

Happy World Mapのリベンジ

 パソコン甲子園2013のモバイル部門については、半ば怒りにまかせた記事に書いたとおり、非常に悔しい結果に終わった。そのため、今年の目標のひとつに「HappyWorldMap」のリベンジを掲げた。結果として、この一年間の取り組みによってリベンジは果たせたと言えます。  まず、「Happy World Map」そのものであるが、1月に沖縄総合通信事務所が主催する「うちなーICTビジネスプラン発表会」で沖縄情報通信懇談会長賞(トップモデル賞)・NICT賞を受賞し、起業家甲子園への参加権を得ました。さらに、3月に東京で開催された起業家甲子園では企業賞(MOVIDA SCHOOL参加権)を受賞しました。きっきを中心に1年弱に及ぶ努力が報われました。

 パソコン甲子園2014に向けて、「テッキパキッチン♪」と「Qoolqle」の2テーマ応募した。私としては昨年のリベンジをパソコン甲子園の場で果たすための応募でした。予選には全国から35チームが応募しており、本選には8チームしか選ばれないため、どちらかが予選通過できればよいと考えていた。しかし、うれしい事に2チームとも予選を通過した。8チーム中2チームが沖縄高専のチームとなりました。このあたりの学生目線で感じたことは、みずきちの記事にある。本選での結果は「テキパキッチン♪」がグランプリ、「Qoolqle」がベストアイディア賞を受賞し、事実上のワンツーフィニッシュ、3つの賞の中で2つを本校が独占する結果となった。これで、昨年の「HappyWorldMap」のリベンジを完全に果たすことができました。これは、かなり戦略的に取り組んだ結果であるが、昨年の失敗原因の分析が効を奏した面がありますが、パソコン甲子園運営側の審査に対する透明性と公平性を改善していただいたおかげだと考えています。

老害4人組は放置してみる

 年初の方針通り、今年は老害組をほぼ放置してみた。私の方から積極的に関わることはしなかった。もちろん、意見を求められたり、アドバイスを求められたときは真剣に対応した。

 放置してみたのはこれまでICT委員会で数々の伝説と実績を残した老害組の能力を信じていたことと、老害組が自分たちだけでどこまでできるのか試してみたい気持ちがあったからです。

 結果、高専プロコン自由部門に予選落ちした。ICT委員会からは3テーマ応募して唯一予選落ちした。原因についてはなっちゃんまるさがそれぞれの立場から分析しているので、それを読んで欲しいと思う。

 私から見ていると老害組はプロコン予選落ちの時の過ちを1年間、n度と無く繰り返していたのではないか。個としての老害組の能力は非常に高いことには疑問を挟む余地はないといえます。しかも、それぞれ得意分野が微妙に異なるため、ひとつの目標を目指して一致団結するととてつもない破壊力を秘めているといえます。

 しかし、今年の老害組はひとつの方向を向いていなかった。全体がある方向に向き始めたら、誰か一人が別の方向に歩き出すといった具合でした。まるで、ひとつひとつのベクトルは大きいが向きが違うため、和が0になってしまうかのようでした。

 私は老害組をずっと見ていましたが、老害組の開発に向けての団結力が全く見られなかったたため、年末になっちゃん老害組から引きはがすことにしました。なっちゃんはICT委員会で3年間も委員長をしてきて、ICT委員会をひっぱってっきたのにも関わらず、コンテストで受賞歴がなく、一枚の賞状ももらっていなかったからです。ICT委員会の主要メンバーの中で受賞歴がないのはなっちゃん一人でした。なっちゃんに受賞歴がないのは彼女の責任ではなく、委員長として、組織のマネージャとしての立場を求めてきた私の責任だと認識していました。このまま、老害組の中ではなっちゃんは卒業まで成果が出ないと判断しました。卒業まで残り5ヶ月を切っていました。老害組からなっちゃんを引き抜き、開発プロジェクトのリーダーとしてビジネスコンテストにエントリーさせることにしました。このあたりの経緯はなっちゃんICT Advent Calender23日目の記事として書いています。私もかなり本格的にコミットしました。その結果、ICTビジネス研究会キャンパス賞を受賞し、年明け1月に全国から選抜された9チームのひとつとしてICTビジネスモデル発表会に出場します。

 老害組は来年4月からそれぞれ、別々の道を進みます。沖縄高専本科で、ICT 委員会で、がんばってきた5年間を糧にそれぞれの道で活躍して欲しいと思います。というより活躍できる力はあるし、活躍すると信じています。

2014年の良かったこと

パソコン甲子園のリベンジが果たせた

 前述したようにHappyWorldMapのリベンジを果たすことができました。これは、受賞した2チームのメンバーのがんばりに尽きます。きゃらめるぷでぃんぐは夏休みに毎日学校に来ていました。ホワイトハッカーズのホワイトは夏休み中に自分で電子部品を自分で買ってデバイス開発をしていました。

 開発のやり方や効率は良くなかったかもしれませんが、少なくとも努力をする姿勢はありました。精神論でかたづけるのは良くないことですが、時間をかけることは大切なことです。

 特にホワイトハッカーズは凄いと思います。ハッカーズの個々のメンバーを見ていると思えないのですが、ハッカーズが揃うと謎のパワーが発生します。2年後ハッカーズが老害組を超えるのではないかと密かに期待しています。

プロコン競技部門で準優勝した

沖縄高専(少なくとも私)にとってプロコンの競技部門の決勝戦に出ることは悲願でした。本校は学校設立3年目の2006年の茨城大会で初参加し、翌年の2007年の津山大会で5位入賞が最高記録です。その後はせいぜい2回戦止まりで、1回戦敗退・敗者復活敗退という年もありました。

 これまで競技部門以前記事に書いたような失敗を何度となく同じことを繰り返してきました。

 それでは、今年はこれまでの反省を活かして取り組むことができたのか?答えは「否」です。ことしは競技部門の課題そのものが比較的単純で画像復元とパズドラに大きく分けることができ、それぞれの相互依存度がほとんど無いシステム構成を採ることができます。システム構成そのものはどの高専も大差ないでしょう。それぞれのサブシステムの技術的難易度は決して低くはないものの、単純なシステム構成であることで、チーム力よりも個人の技術力に依存しやすい課題でした。

 そのため、チーム全体のマネジメントができていなくても自分の分担部分をきっちりこなせば勝てます。今回、準優勝がとれたのは画像復元を 担当した@LEO_GALiLEOのがんばりはありますが、この部分は本戦競技を見ていて、多くの高専が解決していることをみると、パズドラ部分が勝敗を分けたといえます。結局のところ、パズドラを担当したくま個人(そして、くまの後ろにいたおりさの)の技術力による準優勝であったと分析している。今年の競技課題次第で同じ事が通じるかどうかは分からない。なにより、くまがいなくなってしまった現状を考えると、今年は個人の弱さをチームでカバーするしかないことだけは確かです。

 とは言え、プロコン競技部門の準優勝は2014年のよかったことです。

2014年の良くなかったこと

高専プロコンの自由・課題部門で惨敗した

 今年、高専プロコンの自由・課題部門で受賞がなかった。沖縄高専は自由・課題部門での予選通過力は全国高専の中でもトップクラスであると自負している。たとえば、本校が自由・課題部門に本格的に取り組み始めた2011年以降4年間で9テーマが予選通過している。これは鳥羽商船、米子が8テーマ、鈴鹿、弓削商船が7テーマを超え、一番多い。また、今年予選通過したのは3テーマあり、3テーマ予選通過できたのは弓削商船だけである。2テーマ予選通過できたのも7校しかない。課題部門の応募数が59、自由部門のそれが56テーマあった中で4テーマ応募して、そのうち3テーマが予選通過できたのはある意味誇れることだと思います。しかし、それが受賞に結びつかなかいことが課題です。

 受賞に結び付かない直接的な原因は作品の完成度の低さです。高専プロコンは作品の完成度が高く求められます。プレゼン、デモ、開発物どれをとっても隙が無ければ受賞できません。それはプロコンの各高専の作品のレベルが高いことを意味しています。そういう意味で今年の本校の作品は予選通過できたことでアイデアに関してはある程度の評価はされたといえますが、完成度が低すぎました。プレゼンもデモも開発物も全てにおいて中途半端で「とりあえず作ってみました」レベルを超えていませんでした。これでは受賞するはずがない。

 完成度の高いものを作り上げるには時間がかかるのは当然です。限られた時間内で可能な限り完成度を上げるためには、リーダーが全体を把握し、メンバーへの仕事の分担と進捗管理をし、まだ誰も手をつけていない部分があれば自分が率先してその仕事をこなすことが必要です。リーダーは誰よりも多くの仕事をすることが求められます。

 今年、沖縄高専高専プロコンの自由・課題部門で惨敗した理由はここにありました。今年の課題です。

競技プログラミング力が低下した

 前述したように、今年はパソコン甲子園プログラミング部門に16チームがエントリーし、全チームが予選敗退しました。本選に出ることが出来なかったのは本校がパソコン甲子園に取り組み始めた2006年以来2回目のことです。パソコン甲子園の予選通過は当然のように思っていましたが、予選通過できなかったのはある意味衝撃でした。競技プログラミング力では九州沖縄地区の高専では久留米高専に次ぐ存在だと思っていましたが、どうやらこの1年でまた大きく引き離されたようです。

 短期的な原因は昨年、システム開発に大きく軸足を移したのもありますが、本質的には本来主力となるべき3年生に競技プログラミングにハマっている学生がほとんどいないことにあると考えています。3年生の競技プログラミングの層が薄いので2年生も競技力が弱くなる、といった悪循環が起きているようです。2013年は@kagamizが3年生だったため、この問題が潜在的にはあったもの私はあまり気がついていませんでした。それが、@kagamizが4年生になったのを機に一気に顕在化したのが真相でしょう。

 @kagamizと@orisanoはそれに気がつき、部内でコンテストや勉強会を企画してくれたのですが、大きな流れを変えるのはすぐにはできませんでした。ただ、現1年生の@j_37ktが競技プログラミングにかなりハマっており、JOIにAランクで予選通過するなど、競技プログラミング力の復活の兆しがあります。

2015年の目標・方針

2016年以降のICT委員会の体制を作り上げる

 きっきは委員長2年目になります。しかし、きっきも5年生になり1年後には卒業します。きっきが卒業した後、どのようなICT委員会になるのか、この1年間で作り上げる必要があります。それには委員長のきっき、副委員長のjin君、汐にがんばってもらう必要がありますが、全部員が考えることだと考えています。

開発リーダー力をつける

 前述したように、今のICT委員会には開発のリーダー力が絶対的に不足しています。しかし、特に高専プロコンに参加した学生はそれぞれ課題意識を持っているようです。現2年生に大いに期待したいと思います。

競技プログラミング力をつける

 競技プログラミングはそれ自体目的とするのはいかがかと言うのが持論ですが、あまり声高に表明すると、競技勢に攻撃されそうなので控えますが、競技プログラミングは解決すべき問題に対する最適なアルゴリズムを深く考えるトレーニングのための有効なツールだと考えています。そのため、1,2年生は競技プログラミングに取り組むべきだというのは確かです。

 2015年は@orisanoが中心となって、来年度の新入部員に対して体系的なプログラミング教育をしていきたいと考えています。そして、パソコン甲子園への復活を果たすのが目標です。

女子部員を確保する

 ICT委員会はなっちゃん、きっきの二人の女帝によって盛り上がってきました。しかし、3月になっちゃんが卒業し、1年後にはきっきも卒業します。昨年、1年女子はICT委員会に定着しませんでした。2年になって帰ってくることを期待していますが、一気に女子部員の存在感が低下するのは明らかです。

 そのため、2015年はきっき、みなめう、やがみあんに女子部員の確保をしてもらいたいと考えています。


 今年度もあと3ヶ月残っています。今年度のICT委員会はまだ終わっていません。

2015年もICT委員会はノンストップでデスマしていきます。

全国のICT委員会のみなさん!今年も沖縄高専ICT委員会を応援してください。

ICT Advent Calendar 2014 まとめ

2014年もあっという間に過ぎ去り、数日を残すだけになりました。

もはや恒例になりつつある ICT Advent Calender 2014 です。ことしも全国のICT委員会から29本もの記事が集まりました。まだまだ続く気配がありますがここでいったんまとめます。

珠玉の記事たちをお楽しみください。

ここで、2014のICT委員会の活動を振り返ってみましょう。

起業家甲子園(3月)
『Happy World Map』 MOVIDA School参加権賞
トレンドマイクロプログラミングコンテスト2014(7月)
『Mlab』 第7位
高専プロコン(10月)
自由部門『Session Amigo -アミーゴとセッション-』予選敗退
自由部門『Remoconia』 -ひとつの家庭にひとつのリモコン-』敢闘賞
課題部門『Go!UP -助かる命を守りたい-』敢闘賞
競技部門『新委員長就任―参勤交代2回目まだですか―』準優勝
パソコン甲子園(11月)
モバイル部門『テキパキッチン♪』グランプリ
モバイル部門『Qoolqle』ベストアイディア賞
プログラミング部門 全チーム予選敗退
JOI予選(12月)
Aランク2名(本選出場)
うちな~ICTビジネスプラン発表会(12月)
『テキパキッチン』NICT賞、沖縄情報通信懇談会会長賞
『LovePapaProject』ICTビジネス研究会キャンパス賞

2015年はすでにICTビジネスモデル発表会(1月)、JOI本選(2月)、起業家甲子園(3月)とICT委員会の進撃は止まりません。

そして、ICT委員会のメンバー11名が明石高専の学生とともに、KAKEHASHI projectの選抜校として3月2日~15日の日程でロスアンゼルス、サンフランシスコ、ボストンの3都市を訪問し、企業・大学にプレゼンを通した交流をします。ICT委員会米国支部設立も間近です。

ICT委員会は2015年も今年以上の実績を残せるよういっそう頑張って欲しいと思います。

それでは全国のICT委員会のみなさん。良いお年を。


1日目(2014年12月1日)

@dnc_pop30(委員長(・ω・*)@沖縄)今年も開催ICTアドベントカレンダー!!

2日目(2014年12月2日)

@kagamiz(沖縄の人です)AOJ と歩いた 4 年間

3日目(2014年12月3日)

@li_saku(ラブライブ!百合SS書きます) 凛と花陽とそれ以外のもの(前編)

4日目(2014年12月4日)

@m_kyoujyu(最近疲れがとれない) M教授のつくりかた

5日目(2014年12月5日)

@LEO_GALiLEO(OKINAWA EVOLVED(REOKYUN UNDERGROUND)) 今年は3回も県外へ行ってしまった

6日目(2014年12月6日)

@ringoh72(沖縄の人です.TeX is GOD) 自分のプログラミングを振り返ってみる

7日目(2014年12月7日)

@DeEn_queue(元東京のひとです) 2014 年の JOI について

8日目(2014年12月8日)

@maruuusa83(沖縄の人です) git/githubの入門書カイタヨ~

9日目(2014年12月9日)

@ICT_yugosoviet(ソ連の人です) 初投稿です(1回目)

10日目(2014年12月10日)

@slimehiroshi(極南の人です。おわらないM教材とともに) 何で私が今ここにいるのかを

11日目(2014年12月11日)

@ayamoga(I can't speak English.) 今年もやってきた!!-ICT Advent Calendar-

12日目(2014年12月12日)

@yagamian_sobaya(沖縄に住んでいる人です) 2度目の冬。

13日目(2014年12月13日)

@otama_jaccy(沖縄の人です。ヒモになりたいです。) パソコン甲子園で気をつけるべきこと

14日目(2014年12月14日)

@ichigo_o_re(名護ジャスにいます.沖縄の人です) いちごオレ教の布教ブログ

15日目(2014年12月15日)

@orisano(おきなわまん) AOJ watch toolsの話

16日目(2014年12月16日)

@shimamiz(shimamiz_m)(沖縄です()の中ははてなのID) 私は姫じゃないと証明してみせるぜ

17日目(2014年12月17日)

@goya813(最近PCが不調でつらい) goya813の高専生活

18日目(2014年12月18日)

ricry@o_re_ju(ICT久留米支部の人です。(淫夢要素)ないです) 初投稿です。

19日目(2014年12月19日)

@foolish_remew(沖縄本部) 今年のまとめ

20日目(2014年12月20日)

@matetya911(沖縄の茶葉です) ナイスでエキサイティンな記事

@_RcoM4(琉球人) ネタが無いので自己紹介を

jin_matakich @j_37kt(沖縄の人です。) JOI 予選お疲れ様でした

21日目(2014年12月21日)

@chigichan24(沖縄(!?)の1年生ですぽよ) 競技趣味グラミングと作問のすすめ

うぃんじー@wing3196(久留米の1年生ですぽよ) 【初投稿】JOI予選で人権を失う

@Greeeenapple(沖縄の人です) ICT Advent Calendar 2014 day 21

22日目(2014年12月22日)

@rin_neko19(沖縄の人です) ことしのはんせい(初投稿)

23日目(2014年12月23日)

@marin72_com(沖縄の人です. 天皇誕生日は学校だったんや… #追記:学校じゃなかった!いえーい!) 【ICTAdventCalender 23日目】はじめてのビジコンに出たお話。

24日目(2014年12月24日)

jin_matakich @j_37kt(沖縄の人です) すばらしい記事 ()

25日目(2014年12月25日)

@dnc_pop30(きっき@IEはくそ) ICTアドベントカレンダー最終日(仮)

おそらく27日目29日目(2014年12月29日)

@_slow_or_ey3s(半袖の人です。嘘です) 高専プロコン一関大会に行って思ったこと

The Natrium day(2014年12月XX日)

@natrium11321(沖縄(に苗字が多い)人です) 書きます(未定です)(決まりました)

M教授のつくりかた

この記事は ICT Advent Calendar 2014 の4日目の記事として書かれたものです.

現委員長のきっき、元委員長のなっちゃんに日々煽られながらも、学生のことを第一に考え、ICT委員会の「縁の下の力持ち」として日々努力している沖縄高専メディア情報工学M教授のつくりかたを教えます。

1. 電話級アマチュア無線技師の免許をとる(13歳)

電気回路の基礎を学ぶことが出来ます。特に抵抗のカラーコードはこの時、覚えました。今の電気回路に関する知識の80%はこの時身につけました。

2.マイコンを自作する(14歳)

雑誌「トランジスタ技術」に連載されていたマイコンを自作しました。スペックは8bitCPU、クロック2MHz、メモリ256bytesでした。 f:id:m_kyoujyu:20141204155210j:plain

3.参考書を自作する(18歳)

生物のホルモンの分野の自作参考を作りました。24ページで演習問題付き。発行部数30部ですが、某予備校で海賊版が出回りました。

f:id:m_kyoujyu:20141204163432j:plain

4.理学部生物学科に入学する(18歳)

生物学を専攻するため理学部生物学科に入学しました。入学後に入ったサークルは生物研究会でした。

f:id:m_kyoujyu:20141204160436j:plain

5.マイクロコンピュータ利用者認定試験に合格する(22歳)

合格率20.7%の難関試験でした。

f:id:m_kyoujyu:20141204155703j:plain

6.卒論発表する(22歳)

卒論テーマは「ヨトウガMamestra brassicaeの変態に伴う視覚系及び嗅覚系の発達」

f:id:m_kyoujyu:20141204155331j:plain

7.マイクロコンピュータ応用システム開発技術者試験に合格する(24歳)

現在の情報処理技術者試験の「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」の前身となる試験です。

f:id:m_kyoujyu:20141204155629j:plain

8.修士論文発表をする(24歳)

修士論文テーマは「キタテハ季節型発現の内分泌調節機構 -stageに伴う脳内ホルモン活性の物理化学的性質-」

f:id:m_kyoujyu:20141204155531j:plain

9.原書論文を発表する(26歳)

Neuroendcrine reguration of the development of seasonal morphs in Asian comma butterfly, Polygonia c-aureum L.:Stage-depend changes in activity of summer-morphs-producing-hormone of the brain-extracts

f:id:m_kyoujyu:20141204160516j:plain


おわかりいただけましたか?

このような支離滅裂な経歴でM教授はつくられています。

希少種なので煽らないで大切に扱ってください。

高専プロコンの応募テーマがひとつだけ予選落ちした

 昨日、高専プロコンの予選の結果発表があった。

 沖縄高専は昨年に引き続き全部門通過となった。しかも、自由、課題合わせて3テーマ通過は本校史上初のことで、これから開発に向けてかつて無いデスマが予想される。

 本選には競技合わせて4チームが一関に行くことになりプロコンでの沖縄高専の存在感を一段階アップさせるよい機会にしたい。

 順調に思われる本校ICT委員会であるが、ひとつ大きな番狂わせがあった。老害4人組のテーマが予選に落ちたのである。詳細はなっちゃんのブログ記事まるさのブログ記事にあるように本人たちはかなりのショックを受けており、敗因を自分なりに分析している。

 老害組がなぜ予選通過できなかったのか、顧問視点で分析してみる。


老害組への私のコミット方針

 今年の1月に書いた「ICT委員会顧問としての2013年の反省と2014年の目標・方針」(半年も記事を書いてない事を再認識!)にあるように、積極的に私から関わることはしないようにし基本的に放置した。もちろん、相談や意見を求められたときには喜んでディスカッションしたが細かい指示はせず、活動が低迷していると感じたときに「このままだと予選落ちるぞ」と警告するにとどめた。

 基本方針として放置することにしたのは。これまで高専に入学してから4年間、様々なコンテストで数々の受賞をしてきた彼らに対するリスペクトであり、もう一つは、積極的に私がコミットするICT委員会の下級生チームとの競争の場とする事を狙った。老害組と私との戦いの意味もふくめた。

老害組のとりくみ

 ICT委員会では下級生への教育をかねて、複数学年の混成チームを作る事が多いが、なっちゃんのブログ記事にあるように老害組でチームを結成した。

沖縄高専は基本的にICT委員会がプロコンに参加しており、学年はごっちゃで出すけど、わたしたちはどうしても最後に思い出づくりで5年生でやりたかった。わたしとマルサは受験生で、プロコンの1週間後にはふたりとも受験とかいうとんでもない日程ってのはわかってた。だけどそれでもどうしてもどうしてもみんなでやりたかった。

 また、早い段階から自由部門への応募を決め、2月から真剣なアイデアだしをしていた。それも、漫然としたブレストではなくかなりシステマティックに進めていた。

少なくとも今回突破した他の沖縄高専の3チームのどのチームよりも時間をかけた。2月から話し合いを始めた。たくさんアイディア出した。github見たらボツ案だけどボツ案にしなくてもいいようなレベルの案が正直たくさんある。

 老害組は現在のICT委員会メンバーのエースであり、全国の高専に誇れるギーク集団だといっても過言でないチームが、これほど真剣に時間をかけたにも関わらず、なぜ予選落ちしたのか・・・


優勝を意識しすぎた

 アイデア出しの早い段階で、彼らは過去の最優秀賞、優秀賞のテーマ分析をした。そのことがかえって自分たちの自由な発想を明らかに妨げていた。自分たちがどんなものを作りたいのかという純粋な欲求よりも、どうすれば審査委員に受け入れられるかばかりを考えるようになった。

 当然、アイデアの幅が小さくなり、小粒なものばかりになった。技術的には高度なものを使おうとするが、その使い方が単純で「その発想はなかった!」的なアイデアはなかった。

 まるさも言及しているとおりアイデアに対する意見はかなり頻繁に求められたが、多くの場合「楽しくない」の一言でdisった。私的には面白いと思えるのがなかった。彼らのアイデアに、なにか自己満足的なものを感じた。

チームとしての一体感に欠けていた

 老害チームは全員が5年生である。当然、進学・就職が重く彼らにのしかかっている。早く進路を決めたgyとにゃおに対し、まるさとなっちゃんは大学への3年次編入のための勉強とプロコンの企画書作成の両立に苦しんだと容易に想像される。そのために、早めに活動を開始したのだと思うが、あまりにもチームとしての一体感に欠けて見えた。

 何度も言うが老害組はICT委員会のエースの集まりである。また、同学年の友人同士である。このことがかえって、チームワークの発揮を妨害したように思える。

 4人ともそれぞれ高い技術力を持つため、それぞれが持つ技術の興味が異なる。自然と各メンバーの出すアイデアは自分の興味のある分野に集中する。しかし、それがかみ合わない。なまじ同学年であるため発言に遠慮が無いため、何度議論してもまとまらない。

 全員で決めたように思えても、すぐにそれがひっくり返ってしまう。そのため、決められない。

 まさしく「船頭多くして船山に登る」であった。

全員が納得した最善のアイデアではなく、時間切れで妥協した

 最終提出した企画書を書き始めたのは締め切り当日であった。前述のように小粒のアイデアを決められない議論で時間切れで決めたテーマを当日に書いたものを提出した。当然、自分たちが考えたアイデアに対する強い思いがないため、できあがった企画書に他人を引きつける迫力は無い。ただ、フォーマットに従ってきれいにまとめただけのものに過ぎない。アイデア自体もどこかにありそうなものを無理矢理技術的いいわけをして独自性を主張しただけのものである。


 結果は・・・、やはりと言うべきか予選を落ちた。


これからの老害

 さすがというべきか、なっちゃんもまるさもその日のうちに反省のブログ記事を上げている。結果を受け止めるだけではなく、すでに次を見ている。

 今回の結果は数あるコンテストの中で高専プロコンに失敗したに過ぎない。彼らに残された高専生活はあと9ヶ月もある!

 卒業式の日に「最高の高専生活だった」と心から思えるよう彼らに期待したい。彼らにはその実力と行動力があると心から信じている。

 顧問から希望したいことがひとつある。もう少し下級生の活動にコミットして欲しいと思う。老害組のDNAをしっかりとICT委員会に残すためにね。